データスクレイピングとは何ですか。自分のFacebook情報を保護するにはどうすればよいですか。

スクレイピングとは何ですか。
スクレイピングとは、ウェブサイトなど、利用者のために構築されたインターフェイスや機能からデータを自動的に収集することです。例えば、ソフトウェアを使用したデータ収集などがこれにあたります。
スクレイピングには、認められているもの(検索エンジンによるクローリングなど)とそうでないもの(Facebookの利用規約に違反して情報を自動的に収集する行為や、ウェブサイトやアプリに影響を与えるスクレイピング)があります。不正なスクレイピングは、普段の使用方法に紛れ込む形で、スクレイピングであることを隠して行われることがよくあります。
Facebook製品における不正なスクレイピングを防止するための対策
スクレイパーは、利用者がFacebook製品を正当に利用している方法を模倣することが多いため、利用者がアプリやウェブサイトを楽しむための使用を損なうことなく、すべてのスクレイピングを完全に防ぐことはできません。これを踏まえた上で、Facebookでは専門の外部データ不正使用対策チーム(EDM)を設置し、スクレイパーによる当社のサービスからのデータ収集や利益の取得が困難かつ高コストの行為となるよう、そのための取り組みを行っています。EDMチームの概要は以下の通りです。
データサイエンティストやアナリスト、エンジニアで構成されたチームがスクレイピングの検出やブロック、抑止に注力しています。
不正にスクレイピングされたデータがオンライン上で共有されないよう取り組んでいます。
責任あるホスティングベンダーと協力して、データセットをオフラインで削除しています。
EDMチームでは、不正なスクレイピングをスクレイパーにとってより困難かつメリットの少ないものとするために、以下のようなさまざまな対策を行っています。
スクレイピングを抑制するための技術の導入:
レート制限により、利用者がFacebook製品でアクションを実行する回数に一定の上限を設けています。
データ制限により、Facebook製品の通常の使用で必要となる以上のデータを利用者が取得することを防いでいます。
パターン認識に基づいてブロックをリクエストしています。自動化されたコンピューターのアクティビティに関連するアクティビティや行動のパターンを特定し、自動的にブロックできるようにします。
スクレイピングに関する措置と調査:
Facebookではスクレイピングと思われる行為について積極的に調査を行ってその内容を把握し、この情報に基づいてシステムの強化を図っています。
不正なスクレイピングに対しては、スクレイピングに関連するアカウントに対して処分を行い、スクレイピングされたデータをホスティングしている会社にそのデータの削除をリクエストするなどの措置を講じています。
不正なスクレイピングから自分自身を守るにはどうすればよいですか。
スクレイピングの対象となるデータは公開されているものが多いため、公開でシェアしたい情報に合わせてFacebookの設定を行うことが重要となります。
Facebookの公開情報について、詳しくは こちら をご覧ください。プライバシー設定選択ツールで共有範囲を[公開]にするなどの方法により公開でシェアすることを選択した情報は、公開情報とみなされます。
また、Facebookデータに関する最近の報道について、詳しくは こちら からFacebookにお問い合わせいただけます。
Facebookでデータ設定を管理する方法:
プライバシー設定の確認 にアクセスして プライバシー設定 を一通りチェックし、希望する共有範囲が選択されていることを確認します。
設定で [検索と連絡に関する設定] セクションを確認し、メールアドレスや電話番号を使用して自分を検索できる人をコントロールします。
Facebookプロフィールの基本データを見ることができる人を編集 したり、Facebookでの 投稿を公開する相手を選択 したりすることもできます。
Privacy Matters のページをチェックして、プライバシーに関するMetaの取り組みについてプライバシーチームが定期的に公開している最新情報を確認します。
スクレイピングに対抗するためのMetaの取り組みについて、詳しくはPrivacy Mattersのページで こちらの記事 をご覧ください。
個人データ管理ツール にアクセスすることで、自分に関する情報のカテゴリを1か所でまとめて確認できます。また、 Facebook情報のダウンロード ツールもご利用いただけます。シェアするコンテンツの共有範囲を管理する方法については、 こちら をご覧ください。
自分の情報を保護するためのその他の方法:
独立系ウェブサイトの「 Have I Been Pwned 」では、自分が他のデータ漏洩事件の被害にあっているかどうかを確認することができます。「Have I Been Pwned」のウェブサイトおよび創設者について、詳しくは こちら をご覧ください。
オンラインで個人情報を保護するための一般的な方法に関するアドバイスについて、詳しくは米国連邦取引委員会(FTC)が運営する「 Online Security 」のページをご覧ください。
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