代表的な花の一つに「カタクリ」がありますね。
紫色の特徴的な形をした花弁で、見る角度によって大きく変化する姿は
撮影していても楽しい花です。
私の住む町でも群生地があり、毎年楽しませてもらってます。
今年は雪が少なく早くから気温が上がり、昨年よりも2週間弱早めに咲き出しました。
ちょうどゴールデンウィークと重なり、多くの人が観賞に訪れておりましたが、
そんな中、話をした方が「10年ぶりにここへ来ましたが、白いカタクリは無くなっちゃいましたね。」との事。
そういえば今年もそうですが昨年も「白いカタクリ」なんて見ていません。
家に帰った後で調べてみますと、白いカタクリは、シロバナカタクリ(白花片栗)とも呼ばれ、
「白花変種 (はくかへんしゅ)」という花びらに色素が形成されないために
「白い花を咲かせる種」だそうで、突然変異でもアルビノとも違うようです。
その数は非常に少なく、数万本に1本の割合だとか...
しかし、「そのような種なら球根から咲くカタクリ、以前咲いた場所にはまた咲くのでは?」と思うのですが、
カタクリの寿命は20〜50年、とすると、10年前にはまだ存在していたが、
寿命で無くなってしまった可能性はありますね。
他では盗掘のせいで無くなっている場所もあるようで、残念でなりません。
翌日、他の場所へ行きましたら、なんとなんと!
白いカタクリが1本だけですが、咲いておりました。
群生しているわけでもなく、パラパラと咲いている中に1本。
事前に調べていただけに、感激です。^^
希少な種だけに何とかしたい気持ちがこみ上げてくるのは分かりますが、
自然のまま、このままそっとしておきましょう。
来年また綺麗な姿を見せてくれることを楽しみにしています。^^
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