職場からお祭り会場や花火の打ち上げ現場まで直線距離で約4キロほど。夕方からは店内に浴衣や甚平姿の親子連れやカップルなど、思い思いの夏スタイルを装っていました。
そういえば最近はお祭りに全然行ってないですね。行く仲間もなかなかいないですし、一人ではさすがにちょっと。。。巡回している警官に呼び止められるんじゃないかってくらいああいう場で一人でいるってのは場違いな感じがしてなかなか行けません。だからこんなふうに友達やらと連れ立ってお祭りに行けること自体がなんだか羨ましく思えました。
お祭りってのは色んな人のつながりを確認できるコミュニケーションツールだと思います。恋人同士だったらその関係を深めるかのように同じ目的を持ち祭典を楽しもうと臨むわけです。その一歩手前の関係だったらお互いの気持ちを探り合うように寄り添いたい、どうしたらいいんだろうという相手や自分との駆け引きの中に少しばかりの手助けを求め会場に足を踏み入れた者もいるでしょう。または友達同士の絆を深めるような夏祭りの雰囲気ってのもあるでしょう。家族で賑やかな雰囲気を楽しみ、夏ならではの家族交流をする人もいるでしょう。とにかく夏祭りってものは気持ちの後押しをしてくれたり、人の気持ちをひとつにしてくれるような気がします。
そんなひとつになった気持ちの中に打ち上げられる花火。会場やその周辺で見ていた人たちはどんな思いでその花火を眺めていたんでしょう。打ち上げられて天高く昇り、その頂点で見えない爆発が行われ、色とりどりの花びらを広げる。同じ思いになれて眺めている人もたくさんいたでしょう。そんな魔法のような力を持っている花火。僕の住む町にもあるんです、花火大会が。
小さいながらも必ず毎年実施されています。僕が生まれてから記憶がある限りずっとです。この花火大会はお盆時期の開催って決まっています。8月15日。いろんな思い出のある地元の花火大会です。小さい頃は親に手を引かれ、連れて行ってもらいました。高校生の頃は近所の幼馴染の女の子と一緒に行きました。いろんな思い出があります。
最近は仕事があってなかなかその地元の花火を見ていませんが、毎年そんな花火大会が継続して実行されていることがとても嬉しいです。だって人と人を繋げるパワーを持っているものが自分の町に存在するんですよ!今希薄になっている人間関係や、関係があったとしてもネット上だけだったり。見つめあったり手を繋いだり、そんなつながり方をしたいなって思わせてくれるような年中行事を誇りに思うし、そんな町に生まれ育ってよかったなって心からそう思います。
いろんな物事が、道を間違うことなくずっとずっと続いてくれることを祈っています。花火のことを思うといつも考えてしまうことを綴らせてもらいました。夏も今がちょうど折り返しあたりでしょうか。暑くて嫌気が刺してしまうこともありますが、夏がもたらしてくれるメリットもたくさんあります。
残りわずかな夏をもう少し楽しみましょう。
ありがとうHANABI
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image