いつも聴いているラジオ『WAI WAI GROOVIN’』の番組内で先日紹介されその存在を知ることになりました。
車で出勤し、職場の駐車場についたころに流れ始めた、というシチュエーションだったでしょうか。これから仕事に向かうぞというタイミングで流れてくれてホントによかったです。
歌詞に描かれている世界はとても狭いのですが、その世界観を描こうとしている言葉数少ない歌詞が僕の想像力を掻き立ててくれたんです。もしよかったら歌詞を見てもらいたいんですが、たぶん歌詞を読む人によって思い描く映像が全然違うと思います。そんな万人の心をくすぐるんじゃないかという歌詞でした。
そんな歌詞がノリのいい曲調に乗せられて流れていきます。YouTubeでも検索できるのでぜひMVなんかも見てもらうと楽しい気分になれると思います。ここ最近じゃ僕の中では超ヒットなナンバーです。もちろん2年も前の曲ですが。まぁ良さを感じるのに古いも新しいもありませんからね(^^♪
とまぁこんな感じでその日はファビュラスという曲に助けられ、仕事へのモチベーションが上がりました。
そう、なかなか気づけませんが日頃僕はいろんな物事、そして何より人に助けられているんだなと改めて思いました。
社会人になり、「自分の道は自分で開拓するもの!」という意気込みでやってきて、そして今ある状況は自分で作り出したものだと信じていました。
ここ最近読んだ文献の中に『陰徳(いんとく)』という言葉がありました。“人に知らせずひそかにする善行”という意味を持った言葉だそうです。その陰徳を積みなさいというお話。
善い行いをしているのだけど、人に知られない場でする事柄ゆえ、もちろん理解されない部分が大半のまま。それでも誰かのことを思い、「ちょっと余分に仕事をしておいてあげよう」「誰も気づかないような場所の汚れを綺麗にしておいてあげよう」など気遣う思いがその場をうまく回しているんだと思います。
『陰徳あれば陽報あり』と言われています。ここで言う“陽報”とは「はっきり現れるよい報い」の意味です。だからこの言葉を整理すると、「陰ながらいいことをやっていれば、いつか目に見えるいいことが訪れますよ」ということでしょうか。でも僕が少しその解釈にチャチャを入れるとすれば、陰徳を積もうとしている人は、陽報なんか求めていないんじゃないかということ。結果として陽報があるわけで、陽報を求めていたらそもそも陰徳なんか考えられませんもんね。
少し話はそれましたが、僕はこれを非常に仏教的な考えだなと思っています。仏教も様々な宗派があるので一概には言えないかもしれませんが、感覚として仏教的だなと感じています。そして日本人がこの考え方をしてきたから日本という国が成り立ち、発展してきたかのようにも思えます。現代では仏教もさらに様々な形で信仰されているかと思いますが、仏教を古くから信仰している国であれば、日本に限らずこういった思想が理解されるのではないでしょうか。
だから昔から個人主義と言われている欧米の人たちとは若干の思考のズレが生じて、時には摩擦が起きたりするわけです。一歩間違えば戦です。
今では日本もだいぶ心の欧米化が進んでいるかと思いますが、ほんの数センチでも互いに寄り添う気持ちがあれば、陰徳を積みあっていれば非常に良い社会が成り立っていくんじゃないかと思っています。自分がいつか運命を決めなければならない局面に出くわした時に、もしかしたら誰かに助けてもらえるかもしれない心の貯金かもしれません。
どんな些細なことでも「これは僕に何かしてくれようとしたことなんじゃないか」と捉え、そっと恩返しをしていったり、能動的に誰かのことを考え、何かその人にとってのプラス要素を僕が生み出せないかと考え行動していきたいです。
誰かのために何かすることは、結局は自分のために何かをしているんだって思えます。
誰かがそう思っていればきっと僕に何かをしてくれているハズ。
そう思って日々を過ごし『助けられていることに気づく習慣』を身につけていきたいと思います。
そう捉えたから『ファビュラス』がよりいい音として心に響きました。
皆さんもよかったら『陰徳』と『ファビュラス』を感じ取ってみてください。
Life is so FABULOUS!
https://www.youtube.com/watch?v=EOuN-_TpIPE
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