小さい頃からカレーがとても好きで、母親に「今夜は何が食べたい?」って聞かれると必ずカレーと答えていました。そうやって日常的に作ってもらえる物でしたが、家族で誕生日パーティなんかをやってくれた際にも、大好物のカレーを食卓に並べてもらったんです。そう何よりのごちそう!ケーキも好きだけど、カレーがあればケーキはなくてもガマンできる。そのくらい好きだった。
料理と言っても簡単に済ませられるものでないと僕には作れません。野菜を切って、煮て、市販のカレールーを溶かして終わり。正味30分ちょいくらいのお手軽クッキングです。毎度使うカレールーが違うから分量や調理方法は箱の裏面に記載のある通りにやります。
ただ少しばかりオリジナリティを出したくて、記載にないこともやっています。カレーは何度も作りましたが、いろいろ試した僕の一番のチョイ足しを紹介します。
箱裏レシピには使う油はサラダ油と書いてありますが、僕はオリーブオイルを使います。そして野菜を炒める前にニンニクを投入して香りをつけます。目安としてはチューブのおろしニンニクを約8センチくらいギュッと絞り出します。そしてさらにバターを入れて香りにまろやかさを足します。パスタでも作るの?っていうスタートですね☆その後、野菜を炒めます。
炒める野菜なんですが、全て1.5〜2センチ角ぐらいに細かくしちゃいます。火の通りがいいし、混ぜやすいから。出来上がって食べる時には舌で潰せるくらいのニンジン、ジャガイモが好きです。玉ねぎにおいては「入れたの?」っていうくらい溶けちゃう寸前くらいのがいいです。レトルトカレーみたいなあんな感じが好き。テレビの食レポなんかでも高級料理を食べると「柔らかくて美味しい〜」って言うじゃないですか。柔らかい物=高級料理ってイメージがあるので具材は柔らかくなるように調理します。貧乏性あるあるです。
あとは煮込み時間。炒める段階で相当よく火を通してあるのでそんなに煮込まなくてもいいんですが、僕は弱火で20分くらいはコトコトさせておきます。
火を止めてカレールーを投入して、余熱で溶かします。
出来上がり!
母親に何度も作ってもらい、自分でも何度も作ってきた結果辿り着いた「俺仕様カレー」です。これがいいんです。
母親の思い出のカレーは、野菜はゴリゴリしたのが入ってました。こぶし大のジャガイモが4分の1サイズで入っていたり、ニンジンもそんな切り方で入っていたり。子供の頃苦労したのが、具材がなかなか冷めず、熱くてしばらく食べられなかったこと。だから今は細かく切っちゃってるんでしょうね。
カレーっていう存在は間違いなく僕の思い出。
母親はもう定年退職して家事をしたり、地域の交流の場に出向いたりして毎日を過ごしています、父親とちっちゃいケンカをしながら^_^僕もそれなりに大人になり、大人の判断もいろいろできるようになりましたが、やはりまだ偉大な存在であることに違いはありません。
今年ももうすぐ母の日がやってきます。年に一度でもそういう日があることに今感謝です。昔は似顔絵だったり感謝の手紙なんてのを学校で書いて渡しました。去年はネットで注文したカーネーションを贈りました。今年もカーネーションを渡したいと思いますが、今年は得意料理のカレーも作ってあげたいと思います。
基本は「俺仕様カレー」ですが、野菜の具材だけは少し大きめに切りそろえてあげたいと思います。
いつまでもお互いにとっての思い出の味だろうから。
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