55歳で定年退職して翌年亡くなりました。
普通、おじさんっていうとどれくらいの頻度で顔を見るんでしょうか。おじさんていう存在は多々いるでしょうが、今回のおじさんは僕の父親のお兄さんです。
そんなおじさんでした。
亡くなった当時、僕は就職したてで仕事が忙しく、血縁上遠い存在になるおじさんの葬儀のための休暇が取れず、その後の法事にも参列できず今日までやってきてしまいました。御墓参りには行っていましたが、途中でお墓の引越しをしたとのことで、その頃からお墓の場所がよくわからず、御線香を立てに行けていませんでした。
今回は都合もつき、十三回忌で最後になるかもしれないこともあり法事に参列してきました。
久しぶりに見たおじさんの遺影、目を閉じて拝んでいる間ずっとおじさんの顔や人生訓、名言などが頭の中を駆け巡りました。
退職したら田舎で野菜を育てたいと言っていたおじさん。しかし勤めるだけ勤めて退職後すぐに旅立ってしまった。おじさんの気持ちを思うととても人生を全うしたとは言い難いと思います。おじさんが満足して納得して亡くなっていったのなら前言は撤回すべきですが、僕がおじさんの立場であれば間違いなく残念に思います。
そうなってしまった時のことを考えると、後悔を残さないように今をしっかり生きていかなければと思います。
僕にはいつかやってみたいなって思うことがたくさんあり、それに向かって進み続けているんだと思うことで大変な、ちょっとツライなと思う日々をつないでいます。ただ、いつ閉じることになってしまうかんからない人生でもあるため、目標はあまり遠くに設定しないほうがいいのではないかとも思います。設定した目標はできるだけ早期に達成できるように頑張りたいですね。その経験をステップにまた目標が見つかれば人生の密度が濃くなるだろうし。まぁそんな目標達成のための目標を掲げたところで世渡り下手な僕じゃどこまで実現できるかわからないし、順風満帆にはいかないだろうけど、きっといつか実らせるために今日もひとつひとつ夢を近くに手繰り寄せたいと思います。
今日できずに先延ばしにしてしまったことは、明日もきっとできないから。
いつかやろうと思っていることはできるだけ今に近い未来で実行していきたい。
昨日もまたおじさんに人生訓を教えてもらえた気がします。
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