スタートは8時。昨日はマラソン大会当日。
それぞれの衣装を身にまとったランナーたちが続々と会場に集まってきます。
この大会は仮装しての参加が可能で、というより仮装のコンテストがあるくらいなので、ほとんどのランナーは仮装しています。見ていて本当に楽しいユニークな作品ばかりです。
今回の僕の目標は軽井沢のゴールまでの29kmを走りきること。天気は曇り。気温11℃。湿度90%以上。いかにも雨上がりの引きずっているというような気候です。長距離を走るには少し肌寒いくらいがちょうどいいです。
体のコンディションはというと、前夜に炭水化物が多めの食事をとり、1本1000円する栄養ドリンクを飲み、トクホン20枚を体のあちこちに貼って寝たので、特に疲れが残っていないいい状態でした。唯一腰が痛かったので痛み止めを飲んでから家を出てきました。
今回のエントリー者数は1800人弱だそうです。あまり後ろの方に並ぶと、スタートの号砲があってから数分しないとスタートラインを通過できません。コースの数カ所に設けられた時間の関門をいかに余裕を持って通過するかが完走のカギだったので、なるべく早くスタートできるよう人をかき分けてゴリゴリとスタートラインまで10mくらいのとこまで進めました。いい位置です。
そして、いざスタート!
足取りは結構軽く感じましたが、前回出場した際は20km手前で疲労と水分不足により足がつるような痛みでいたことを思い出し、あくまで自分ペースをイーブンに保ち、給水所では必ず水分補給をしました。いつもの休日ランニングは1kmあたり5分〜5分半くらいで走っていますが、昨日は極力体力の消耗を抑えるため、6分半くらいで走りました。
ゆる〜くゆる〜くずっと登り坂。でもさほど疲労は感じません。コンディションを崩すことなく、前回苦戦した20km手前を乗り切り、山登りコース手前の関門を2時間6分でクリアしました。
さて、ここからが未知の領域です。先日ハイキングしただけでも結構キツかったこの勾配&悪路が20kmを走り終えた体にどう襲いかかってくるのか。
さぁ挑戦!
周りを見渡すとどのランナーもみんなクタクタで、山入りしてから3kmは歩きのようなスピード。それでも乳酸の溜まりきった足には非常にこたえました。少し勾配が緩くなった場所では小走りをして先を急ぎます。仮装ランナーを1人、2人抜いていきます。忍者やピカチュー、ガンダム、ピーターパンやティンカーベル、そしてピコ太郎。いろんなランナーがいます。山の中では霧が濃くて、高くそびえ立つ杉の木の先っちょは見えないくらい真っ白な景色です。足元は心配していたほどぬかるんでなく、比較的走りやすかったです。
気がついたら残り3kmのプラカードが立っているのが目に入り、自分の中でラストスパートだと決めてひたすら前に進みます。
だんだん道幅が広くなり、歩きやすい砂利道に出て、残り1kmを小走りです。いよいよアスファルトの道が戻り、頂上にたどり着きゴール!
完走できましたー!
いつか走ってみたいと思っていた夢のコース。走りたいけど走れるのかなと疑心暗鬼で臨みましたが、ついに夢がかないました。
思わず涙が溢れてきてしまいましたが、こぼれないように空を見上げました。
ただ日常を過ごしているだけでは味わえない達成感を自分の手で、足で掴み取ることができた瞬間でした。
また来年もこの非日常を味わいたいと強く思いながらゴールを後にしました。
この感動を得るために大会をサポートしてくれたスタッフさんや、沿道から応援をくれたギャラリーの皆さんには本当に感謝です。
また来年もよろしくお願いします。来年はきっと仮装してここに来ますよ!
夢がかなう場所は群馬と長野の県境にありました。
皆さんも大小様々な夢があると思いますが、頑張ればきっと手にすることができると思います。
夢の達成に向けて頑張っていきましょう!
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