ヤフーニュースより引用
開業26年 都営地下鉄の「苦労人」大江戸線、ついに黒字化? https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170722-00010003-norimono-bus_all
東京の地下を「6」の字に走る都営地下鉄大江戸線。2017年で開業から26年目を迎えますが、経営状況の大幅な改善により黒字化が視野に入りつつあります。【写真】横浜中華街の前を走る都営大江戸線 大江戸線は新宿の都庁前駅を起点とし、飯田橋、両国、大門、六本木を経由して都庁前に戻り、そのままさらに北西の東中野、練馬を経由して光が丘駅(東京都練馬区)へ至ります。建設路線延長(実キロ)は43.58kmで、単一の地下鉄路線としては日本でもっとも長い路線です。
建設費用も膨大で、光が丘〜新宿間の放射部は約3991億円、新宿〜都庁前間の環状部は約9583億円、あわせて約1兆3574億円に上りました。1kmあたりの建設費は312億円です。浅草線は1kmあたり46億円、三田線は91億円、新宿線は235億円でした。大江戸線の建設費用の高さが数字に表れました。
大江戸線は建設コストを下げるために小さなトンネル、小さな車両、鉄輪式リニアモーター駆動を採用しました。しかしそれでも多くの費用がかかっています。もし、他の路線と同じような規格で設計していれば、もっと高額な費用がかかり、おそらく建設できなかったでしょう。
実際に大江戸線に乗ってみると、日中でも乗降客は多く、利用者の多さがうかがえます。
東京都が公開している「平成27年度 地下鉄路線別収支状況」によると、大江戸線の乗車人員は1日平均で91万4012人。これは都営地下鉄4路線の中でもっとも大きな数字です。路線ごとの収入も大江戸線がトップで約557億842万9000円。ただし、支出もトップで約569億8104万5000円です。路線延長が長いため数字も大きくなりますが、多くの人々が利用しています。赤字とはいえ造って良かった路線といえます。巨額の建設計画を決めた人々の英断と言うべきでしょう。
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