安倍首相はこの日、東欧6カ国歴訪に出発する前、官邸で記者らに対し「慰安婦合意は国と国との約束だ。これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ」と述べた。
続いて「韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」と話した。
10日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が新年の記者会見で慰安婦合意に対する見解を明らかにした後、安倍首相がこれに関連して公開的な発言をしたのは今回が初めて。
安倍首相のこの日の発言は断固たる決意を表していた。「日本が真実を認めて被害者のおばあさんに誠意を見せて謝罪しなければいけない。それが完全な慰安婦問題の解決だと考える」という文大統領の記者会見の内容も受け入れないという点を明確にしたと受け止められる。
また安倍首相は「日本側は誠意をもって実行している。韓国側にも実行するよう強く求め続けていきたい」と述べた。
日本は合意文に記載された10億円をすべて拠出したという点を前に出すと同時に、韓国政府がこれを政府予算で充当するということに抗議する意味としても解釈される。
安倍首相はこの日から17日までリトアニアやラトビアなど東欧6カ国を歴訪する。日本首相がこれらの国を訪問するのは初めてで、30社で構成された経済使節団と同行する。時事通信は今回の訪問が「中国がアジアと欧州を結ぶ独自の経済圏構想『一帯一路』を推し進める中、日本も首脳外交によって存在感を示す狙いがありそうだ」と分析した。
安倍首相は14、15日、欧州連合(EU)議長国のブルガリアを訪問し、北朝鮮に対する圧力を最大限に引き上げるべきだという認識を共有する予定だ。安倍首相はこの日、「各国首脳と胸襟を開いて、北朝鮮問題など国際社会の直面する喫緊の問題について緊密な連携を確認する」と明らかにした。
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