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posted by fanblog
2021年07月29日
free in the sheets
懐かしい夢。
ワタシの想いがみさせるのか、もう20年近く前のイメージ。
目を閉じたまま想いを馳せる。
今頃どうしているかしら。
ワタシのこと、覚えているかな。
外交官の娘だし、きっと結婚して子供もいるわね。
ワタシはというと…。
疲れた身体で、泥のようにベッドに突っ伏している。
一瞬、普通の生活を想いそうになって、打ち消すようにベッドの中で寝返りを打つ。
シーツの中で仰向けになる。
ゆっくり瞼を持ち上げる。
昨夜の薬のせいか、流石に全身に気怠さが残っている。
この二週間ほど、夜の店を中心にちょっとした潜入調査。
二十歳の頃の若さがないことを、肉体的にも客とのやりとりからも痛感する日々。
代わりに、上手にあしらう術は年々上手くなっている。
シーツの下、一切の束縛から解かれた身体。
自由な身体を満喫するように、軽く伸びをする。
いつからか裸でシーツにくるまる癖。
不規則な時間と、コスプレまがいに色々な格好をする日々。
ワタシの行動スタイルには合っている。
シーツを?いで、寝返りをうつようにして両脚を膝からベッド脇におろす。
同時に、両腕で上体を持ち上げる。
素肌そのままで、ベッドの縁に座る。
微かに痛む後頭部、何気なく手をやる。
指先に触れる髪に違和感がある。
頭の天辺、指先で掴んで持ち上げる。
何かを掴んだ指先を、露わな膝の上に戻す。
偽装のかつらを手にしている。
何てこと!カツラを着けたまま寝てしまうなんて。
思いながら、ベッドにカツラを抛る。
ふと、指先で目元に触れる。
やはり、という思い。
偽装の濃いメイクも、つけたまま眠り込んだらしい。
思わず両手で顔を覆う。
指の隙間から、ぼんやり眺める視界の隅に、紅いものが映る。
両手を膝に下ろして、目を凝らす。
昨夜、身に着けていたはず?
無意識に、剥き出しの胸を抱く。
見つめる先には無造作に落ちている紅いbra。
ワタシの想いがみさせるのか、もう20年近く前のイメージ。
目を閉じたまま想いを馳せる。
今頃どうしているかしら。
ワタシのこと、覚えているかな。
外交官の娘だし、きっと結婚して子供もいるわね。
ワタシはというと…。
疲れた身体で、泥のようにベッドに突っ伏している。
一瞬、普通の生活を想いそうになって、打ち消すようにベッドの中で寝返りを打つ。
シーツの中で仰向けになる。
ゆっくり瞼を持ち上げる。
昨夜の薬のせいか、流石に全身に気怠さが残っている。
この二週間ほど、夜の店を中心にちょっとした潜入調査。
二十歳の頃の若さがないことを、肉体的にも客とのやりとりからも痛感する日々。
代わりに、上手にあしらう術は年々上手くなっている。
シーツの下、一切の束縛から解かれた身体。
自由な身体を満喫するように、軽く伸びをする。
いつからか裸でシーツにくるまる癖。
不規則な時間と、コスプレまがいに色々な格好をする日々。
ワタシの行動スタイルには合っている。
シーツを?いで、寝返りをうつようにして両脚を膝からベッド脇におろす。
同時に、両腕で上体を持ち上げる。
素肌そのままで、ベッドの縁に座る。
微かに痛む後頭部、何気なく手をやる。
指先に触れる髪に違和感がある。
頭の天辺、指先で掴んで持ち上げる。
何かを掴んだ指先を、露わな膝の上に戻す。
偽装のかつらを手にしている。
何てこと!カツラを着けたまま寝てしまうなんて。
思いながら、ベッドにカツラを抛る。
ふと、指先で目元に触れる。
やはり、という思い。
偽装の濃いメイクも、つけたまま眠り込んだらしい。
思わず両手で顔を覆う。
指の隙間から、ぼんやり眺める視界の隅に、紅いものが映る。
両手を膝に下ろして、目を凝らす。
昨夜、身に着けていたはず?
無意識に、剥き出しの胸を抱く。
見つめる先には無造作に落ちている紅いbra。
2021年07月30日
innerwear and more
えっ?何故こんなところに?
思いながらも、紅いレースにゆっくり右腕を伸ばす。
ベッドに腰掛けたまま、指先で紅いレースのbraを拾い上げる。
手にしたbraを、何かを確認するように、ひとしきり眺める。
つい見惚れる綺麗なレース、ふと気づいて、ベッドに抛る。
徐に部屋を見回す。
部屋の反対の隅に、もう一つ、紅いレースの端切れ。
ベッドから素肌の腰をあげる。
紅い端切れに向かって踏み出す。
どうしてこんな所に?屈んで、左手指先で紅いレースのthongを拾い上げる。
無意識に何かを確認するように、綺麗なレースを見つめる。
あらためて部屋を見回す。
部屋の中に、昨夜身に着けていたはずの衣装は、見当たらない。
怪訝に思いながら、視線を扉に向ける。
んっ?
開け放した扉の外に、布地の端らしきカゲ。
そんなところに何?
扉に向かいながら、手にしたthongをベッドに抛る。
寝室から、素足のまま踏み出す。
扉の外には、脱ぎ落としたと思しい、昨夜のタイトなスカート。
それは、ワタシの腰の形のままに落ちている。
ファスナーも半ば閉じたまま、ズリ落としたらしい。
その側に、今脱いだばかり、と見紛うようなパンティストッキング。
まるで抜け殻と化している。
あまりの有り様に滅入りそうになりながらも、一つずつ拾い上げて、リヴィングに向かう。
視界に入るリヴィングのソファ、その有り様を見て、ある意味で納得。
そこには、バッグと上着とシャツブラウスとが、まさに脱ぎ散らかされている。
手にしたタイトスカートとパンティストッキングを、ソファの上に抛る。
これで一揃い、妙な合点をする。
ワタシとしたことが…。
ぼんやりした記憶を辿ろうとする。
が、何も覚えていない。
思い立って踵を返す。
何も纒わぬままキッチンに立つ。
脇のダンボール箱から、500mlペットボトルを一つ取り出す。
キャップを外して、室温のミネラルウォーターを喉を鳴らすようにして飲む。
一息ついて、昨夜、というより未明の記憶を、もう一度探る。
…調査の最終日、油断したつもりはない、なのに監禁されて薬まで打たれるなんて…
何故襲われたのか、この先明らかにする必要がある。
幸い薬は少量で、なんとか脱け出すことはできた。
が、この部屋に帰るまでの記憶は思い出せない。
そんな無意識の中でも、裸で寝ることは忘れないなんて、ワタシったら。
「ククッ」
思わず苦笑するしかない脱ぎ散らかされたinnerwearたち。
思いながらも、紅いレースにゆっくり右腕を伸ばす。
ベッドに腰掛けたまま、指先で紅いレースのbraを拾い上げる。
手にしたbraを、何かを確認するように、ひとしきり眺める。
つい見惚れる綺麗なレース、ふと気づいて、ベッドに抛る。
徐に部屋を見回す。
部屋の反対の隅に、もう一つ、紅いレースの端切れ。
ベッドから素肌の腰をあげる。
紅い端切れに向かって踏み出す。
どうしてこんな所に?屈んで、左手指先で紅いレースのthongを拾い上げる。
無意識に何かを確認するように、綺麗なレースを見つめる。
あらためて部屋を見回す。
部屋の中に、昨夜身に着けていたはずの衣装は、見当たらない。
怪訝に思いながら、視線を扉に向ける。
んっ?
開け放した扉の外に、布地の端らしきカゲ。
そんなところに何?
扉に向かいながら、手にしたthongをベッドに抛る。
寝室から、素足のまま踏み出す。
扉の外には、脱ぎ落としたと思しい、昨夜のタイトなスカート。
それは、ワタシの腰の形のままに落ちている。
ファスナーも半ば閉じたまま、ズリ落としたらしい。
その側に、今脱いだばかり、と見紛うようなパンティストッキング。
まるで抜け殻と化している。
あまりの有り様に滅入りそうになりながらも、一つずつ拾い上げて、リヴィングに向かう。
視界に入るリヴィングのソファ、その有り様を見て、ある意味で納得。
そこには、バッグと上着とシャツブラウスとが、まさに脱ぎ散らかされている。
手にしたタイトスカートとパンティストッキングを、ソファの上に抛る。
これで一揃い、妙な合点をする。
ワタシとしたことが…。
ぼんやりした記憶を辿ろうとする。
が、何も覚えていない。
思い立って踵を返す。
何も纒わぬままキッチンに立つ。
脇のダンボール箱から、500mlペットボトルを一つ取り出す。
キャップを外して、室温のミネラルウォーターを喉を鳴らすようにして飲む。
一息ついて、昨夜、というより未明の記憶を、もう一度探る。
…調査の最終日、油断したつもりはない、なのに監禁されて薬まで打たれるなんて…
何故襲われたのか、この先明らかにする必要がある。
幸い薬は少量で、なんとか脱け出すことはできた。
が、この部屋に帰るまでの記憶は思い出せない。
そんな無意識の中でも、裸で寝ることは忘れないなんて、ワタシったら。
「ククッ」
思わず苦笑するしかない脱ぎ散らかされたinnerwearたち。