西郷隆盛が、ついに 倒幕を決意し、その旨を周囲の人間にも語り始めます。視聴者である我々からすれば、それは 歴史的な当たり前の事実 ですが、当時のタイムリーの人間にしてみれば、 幕府打倒なんてトンデモナイ発想 に感じられた事でしょう。
そこで思い浮かぶのが、 オウム真理教 です。オウムのテロ実行幹部たちも、少なくても、金まみれ教祖以外は、本気で、 現行の日本政府をぶっ潰して、自分たちの新政権を樹立する事が、 日本にとっての正しい歴史 だと信じていたのかもしれません。
明治維新 と オウムのテロ事件 は、だったと言う事です。万が一でも、オウムによる革命が成功していたらと考えたら、シャレにならないのであります。
先月の オウム幹部全員の死刑 に関しても、なかなかマズい一面があります。この死刑に前後して、 日本列島は地震や大雨、日照りなどの未曾有の災害に次々に襲われました。実は、過去の伝説を紐解きましても、 宗教の聖者が殉教したり、激しい弾圧を受けた時は、同時に天罰的災害がその土地に起こった 、と記されているものなのです。
私は、決してオウムの祟りなどを信じている訳ではありませんが、もし、 オウム教が100年以上生き残った場合は、彼らの聖典には 「教祖が殉教した時、日本は天変地異に襲われた」 と書かれて、 オウムの権威を高めてしまうかもしれません。過去の聖者伝説と違って、 災害が起きたのは明らかに事実 だから、ますます問題なのです。
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