沢田研二自身の話によれば、会場の客の入りに不満があり、その入場人数の少なさをごまかされていた事に抗議してのコンサート放棄だと言うのだが、この態度に対して、ニュース解説者の間では賛否両論である。
しかし、よく考えてみたら、こうやって、コンサートのドタキャン話で大騒ぎする事自体が、完全にコンサート主催者側の術中にはまっているのかしれない。
と言うのも、このコンサートのドタキャン騒動で、この沢田研二のツアーコンサートの存在を知った人も少なくないはずだからだ。沢田研二と言えば、往年の大スターである。その生誕70周年コンサートだなどと言われれば、熱烈ファンでなくても、何となく見てみたくなる、年輩の歌謡ファンも少なくはないはずだ。
考えようによっては、今回のコンサートドタキャン騒動ニュースは、とても良い宣伝になった訳である。一度コンサートをすっ飛ばしても、今後のコンサートが満席ならば、十分に元も取れるはずなのだ。むしろ、今回のコンサートを犠牲にする事で、以後のコンサートの不入りを防いだと言ってもいいのかもしれない。
あと気になるのは、今回のコンサートをキャンセルされた観客たちに、果たして、沢田研二が何らかの神対応をするかどうかと言う点か。その神対応の内容次第なら、コンサートを中止にされた観客たちは、逆に自慢になる思いができるかもしれないね。
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