「少年画報」 (少年画報社)の 昭和42年新年号 が、 ヤフオクにて、売りに出されていた ずっと前から、気になって、気になって、仕方がなかった のでした。
と言いますのも、実は、我が家には、かつて、この「昭和42年新年号」より一つ前の 「昭和41年12月号」 の 「少年画報」 があったからです。私が買ったものではありません。多分、兄が買ったものです。 それが、ずっと家に置かれたままで、やがて、私も、目にして、読む事になったのです。
この 「昭和41年12月号」 には、 次号の付録の予告 として、次のようなページがありました。
怪獣大好き人間 にとっては、 ヨダレが出そうな内容だと思いませんか?
怪獣のオモチャ が、5個も6個もついています。しかも、 「走る」 とか 「火をはく」 とか、どれも、 きちんと動くらしいのです。(1匹だけ元ネタ不明の 「クモ怪獣ワシャリ」 も、妙に気になります)
そんな訳で、この付録の広告を初めて見た時の子供時代の私は、ずっと、 この本(「少年画報 昭和42年新年号」)が欲しい欲しい 、と思っていたのでした。ただし、前述しましたように、この本は兄が子供だった頃に発売されたものだったので、 すでに、私の世代では、買いたくても、普通の本屋では売っていなかったのです。
という事で、私は、この本の付録を気にかけて、 半世紀もモヤモヤし続けていた のでした。
それが、冒頭で書きましたように、最近、ひょっこりと、この問題の雑誌が、なんと、 付録も完備した状態で、 ヤフオクに出品されている のを発見したのでありました。ただし、 希少本 なので、この本のオークションは、見る見るうちに、競り値が上がっていきます。たちまち、私のパッションでは手の届かないような値段になってしまい、またしても、私は、 この本と付録を諦めざるを得なくなってしまったのでした。
しかし、世の中とは、分からないものです。
それから、さらに数年ほど経ち、 電子書籍を読み漁るようになった私 は、たまたまながら、電子書籍サイトの eBookJapan にて、掟破りの 「少年画報」の過去の号も売りに出されているのを見つけたのでした。
そして、 そうやって復刊された号の一つ に、 「昭和42年新年号」 もあったのです。嬉しい事に、ついに、私は 50年以上も恋い焦がれた雑誌 を、ようやく、 安価で手に入れる事ができたのでした。
もちろん、eBookJapan で売られていたのは、 画像データのみの電子書籍 ですから、 付録まで付いていた訳ではありません。しかし、雑誌の付録と言うのは、 その組み立て方が、たいがい、本誌の中に掲載されている ものなのです。だから、この「少年画報」にしても、 本誌さえ読めたら、付録の大まかな内容も確認できたのでした。
こうして、私は、長年の謎だった、 「少年画報 昭和42年新年号」の18大付録の動く怪獣たちの実体を知る事ができた のでありました。全く、人間、長く生きていれば、いろんな望みが叶うみたいなのです。
(なお、 eBookJapan での雑誌「少年画報」の販売は、すでに終了しております)
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