よって、「コラッツの大木」で書き上げた数列は、ただの数字の羅列などではなく、次のような文章でも説明する事ができます。(前述の 12の数列 を例にします)
「 1 」「1から 2 」「2の倍数(2、4、8、16)」
「16から 5、10 へ分岐」
「10から 3、6 へ分岐」「6の倍数(6、12)」
「 12 」
つまり、 数字の住所(座標) です。 偶数の道路や奇数の曲がり角を通過していく事で、任意の数字が配置されている場所にまで辿り着ける 訳です。いわば、これは、県とか郡とか番地みたいなものです。
ちょっと頑張って、あの 27の場所(座標) を、「コラッツの大木」で探してみましょう。
「 1 」「1から 2 」「2の倍数(2、4、8、16)」
「16から 5、10 へ分岐」「10の倍数(10、20、40、80、160)」
「160から 53、106 へ分岐」
「106から 35、70 へ分岐」
「70から 23、46 へ分岐」「46の倍数(46、92、184)」
「184から 61、122 へ分岐」「122の倍数(122、244、488、976)」
「976から 325、650 へ分岐」「650の倍数(650、1300)」
「1300から 433、866 へ分岐」「866の倍数(866、1732)」
「1732から 577、1154 へ分岐」「1154の倍数(2308、4616、9232)」
「9232から 3077、6154 へ分岐」
「6154から 2051、4102 へ分岐」
「4102から 1367、2734 へ分岐」
「2734から 911、1822 へ分岐」「1822の倍数(1822、3644、7288)」
「7288から 2429、4858 へ分岐」
「4858から 1619、3238 へ分岐」
「3238から 1079、2158 へ分岐」
「2158から 719、1438 へ分岐」
「1438から 479、958 へ分岐」
「958から 319、638 へ分岐」「638の倍数(638、1276)」
「1276から 425、850 へ分岐」
「850から 283、566 へ分岐」「566の倍数(566、1132)」
「1132から 377、754 へ分岐」
「754から 251、502 へ分岐」
「502から 167、334 へ分岐」「334の倍数(334、668、1336)」
「1336から 445、890 へ分岐」「890の倍数(890、1780)」
「1780から 593、1186 へ分岐」
「1186から 395、790 へ分岐」
「790から 263、526 へ分岐」
「526から 175、350 へ分岐」「350の倍数(350、700)」
「700から 233、466 へ分岐」
「466から 155、310 へ分岐」
「310から 103、206 へ分岐」「206の倍数(206、412)」
「412から 137、274 へ分岐」
「274から 91、182 へ分岐」「182の倍数(182、364)」
「364から 121、242 へ分岐」「242の倍数(242、484)」
「484から 161、322 へ分岐」
「322から 107、214 へ分岐」
「214から 71、142 へ分岐」
「142から 47、94 へ分岐」
「94から 31、62 へ分岐」「62の倍数(62、124)」
「124から 41、82 へ分岐」
「82から 27 へ分岐」「 27 」
とまあ、相変わらず、数字の量こそ多いのですが、こんな感じの座標で書き表わせる訳です。こちらの方が、ただの数字の列記よりも、その経路がずっと思い浮かべやすいんじゃないかと思います。
そして、これだけ長い内容であっても、 「コラッツの大木」のグラフの中には、すっぽりと収まってしまう のであります。この27の数列に限らず、実際には、 コラッツ予想のありとあらゆる確定数字 が。
タグ: コラッツ予想
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