もちろん、きちんと療養すれば、母は無事に退院できるのですが、それでも、一ヶ月近く、母と離れ離れとなると、自宅に残された私の方が、何やら、痛烈に淋しくなってきてしまいました。いわゆる、これが 「空の巣症候群」 と言う奴なのでしょうか。
今から四半世紀前、私は、自分の小説 「影の少女 rewrite」 の終盤部分で、このような事を書いておりました。
まさか、作者の私自身が、この心境になってしまうとは、思ってもおりませんでした。
とにかく、今のままでは、1ヶ月、心が持ちそうにありません。
そこで、気を引き締めて、現状に対処する事にいたしました。とりあえずは、母の事をすぐに思い出してしまわないように、 自宅にあった母の使用物のうち、すぐに目につくものを、一通り、しまってしまいました。
どうやら、これだけの対応を行なっただけでも、かなり気持ちが落ち着いてきたようです。あとは、母の退院の日を、静かに心待ちしたいと思います。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image