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2023年07月19日
理想の体型を手に入れるには、ベスト体重 or 体脂肪率
理系美容家かおり
スキンケア
メイク
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ダイエット
いよいよ夏本番! 理想のボディメイキングには糖質制限や筋トレなどさまざまな減量方法がありますが、まず体重を目標にするのは間違っていると言えます。なぜなら、体重では体型を表せないからです。
(写真:iStock.com/ metamorworks )
私は18歳で初めて一人暮らしを始めた時、2ヶ月で体重が10kgも増えてしまいました。夜遅くの美味しすぎるバイトのまかない、自炊で多めにつくった料理を完食、節約のために入浴せずシャワーで済ませる生活は太る要因だらけ。
久しぶりに会った祖母に「誰?亅と言われてしまったことがショックで減量を始めたのですが、飲むだけで痩せるという怪しい錠剤、酵素ドリンク、置き換えやキャベツダイエット、時には情報商材などあらゆるダイエット法に手を出した結果、続けられない自分が嫌になり、自信をなくしていきました。
自己流のダイエット法に挫折した私は、20歳の誕生日を迎えるやいなや痩身エステへ駆け込みました。マッサージなどの施術に加え、食事や入浴など生活習慣の指導を受け、半年で8kgの減量に成功!
これでハッピーエンドといけばいいのですが、急激な減量で顔がこけてしまい、前歯が浮いているようなバランスの悪い顔つきに。水着を着てもあばら骨が見えてまるでガイコツ。
体重的には、BMIが18のいわゆる「シンデレラ体重」に近い値でしたが、自分から見ても「美しい」とは思えませんでした。
(:iStock.com/ mapo )
それもそのはず。BMIは身長と体重から計算される指数で、筋肉量や体格など、体型に関連する値が全く考慮されていないのです。生活習慣病の有病率のリスクが低い値「22」付近の18.5~25を「普通体重」としているだけで、BMIは国が変われば標準値が変わります。
私の場合、筋肉も脂肪も落としてしまったために、メリハリのない顔つき・体型になってしまったのでしょう。憧れの体重と引き換えに、やつれた印象と痩せにくい体質を手に入れる羽目になったのです。
エステ後はリバウンドしたため、社会人になってからはジムで週3回のハードなトレーニングを続けました。体重は減るどころか少しずつ増量していき、結局、エステで減量した時よりも5kgも増えてしまった訳ですが、私が思う「ベスト体型」は、実はこの時。お腹は締まっていて、少し線が入っているくらい。
太ももにはボリュームが出ましたが、きゅっと上がったお尻とバランスが取れていました。
この時点で、158cm51kg。BMI 20.4の超標準体重、体脂肪率は20%でした。
一時期は体脂肪率が18%にまでなったことがありますが、これは女性としては「痩せすぎ」。
体脂肪率21%未満になると、月経不順、無月経、無排卵リスクが上昇することがわかっています。
実際に、私もきっかり28日だった月経周期が不安定になりました。
また、代謝の評価指標の一つである「呼気中二酸化炭素濃度」が低下していたこともわかり、燃焼を促すためにはほどほどの脂肪の必要であることを初めて知りました。
当然ですが、外見的にも健康的にも、ある程度の脂肪は必要なのです。
このとき、もし目標体重のみでダイエットをしていたら、運動をしても減量しないことに焦るばかりか、知らないうちに脂肪率が異常に低くなり不健康な身体になってしまっていたかもしれません。
(:iStock.com/sHelen)
ダイエットの目的が「きれいになること」なのであれば、自分を肯定できる体型こそがゴールです。そうはいっても、敢えて目標数値を掲げるならば採用すべきは「体脂肪率」。体型の傾向とおおよそ一致するため、自分にとっての「正解」に近づきやすくなります。
体重は、一食抜くだけでもすぐに結果が出ることもあります。でも、体も気持ちもつらいダイエット方法は、続くはずがありません。そして、できない自分にバツをつけ、新しいダイエット法を探す、その繰り返しなのです。
一方で、体脂肪率は一朝一夕に変化するものではありません。体脂肪をコントロールするために必要なのは「習慣」。
「その生活は持続可能なのか?」がポイントになります。
後編では、 持続可能なおすすめのダイエット術 について紹介していきます!
タグ: ダイエット