ダイエットの簡単な理屈
基礎代謝量とエネルギー摂取量
生きて活動するためには、当然食事から摂るエネルギーが必要です。
生きるための 「最低減のエネルギー」
(心臓を動かしたり、呼吸したり、内臓を働かせたりなど)
のことを 「基礎代謝量(kcal)」 と言います。
女子高校生の場合の試算
年齢・体重によって変わりますが、女子高校生(15〜17歳)の場合ですと、
体重50Kgの場合のエネルギーのバランスは、
・ 15〜17歳、体重50Kgの女子高校生 の
「基礎代謝量」は、 1270kcal です。
*出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2010年版)より
・この女性の平均的な1日のエネルギー摂取量は 2250kcal です。
・余分なエネルギーは、「基礎代謝量」と「エネルギー摂取量」の差、
つまり 2250−1270= 980kcal です。
この余分なエネルギーは、身体を動かして消費しなくてはなりません。
でなければ余分なエネルギーは脂肪として身体に蓄積されます。
同じように、 成人女性 で計算しても、
平均的にやはり 1日800〜900kcalほどオーバー しています。
この オーバー分のエネルギーを、キレイに消費する方法がダイエットなのです。
キレイに消費する方法は
?
キレイに消費する考え方
まず、誰もが考えることはふたつです。
・1日の食品の摂取量をできるだけ減らす(又は、カロリーの低い食品に切り替える)
・運動する。
しかし、食べ物の量を毎日大幅に減らすのはストレスになりますし、
運動も量が多いと継続するのはストレスになります。
初めてのダイエットは、三日坊主の典型になります。
そこで、頼るのがダイエット目的に市販されているサプリメントの摂取です。
上記ふたつの方法に合わせて、サプリメントを摂取します。
市販されているダイエット目的のサプリメントには、
つぎのような素材が使用されています。
その素材の作用を知っておいて、効果的なダイエットにご活用ください。
ただし、ダイエットを行う過程で体重の低下とともに筋肉量も減っていくと、
その分「基礎代謝量」が減るため、同じ量の食事をしていると
太ってきてリバウンドの原因となります。
体重だけでなく筋肉量が減らないように、筋トレも必要です。
だから、ダイエットには運動(筋肉補強)も必要だということを
覚えておいてください。
主なサプリメントの素材とその作用
・ギムネマ (炭水化物の吸収を抑制)
・キトサン (排泄を促進、脂肪をつきにくくする)
・サラシア (炭水化物の吸収抑制、整腸作用)
・ガルシニア (食欲を抑える、脂肪をつきにくくする)
・コレウスフォルスコリ (糖分の吸収を抑え、脂肪を燃やす)
・ファビノール(白インゲン豆エキス) (でんぷんの吸収を抑制)
・メリロート (体のむくみを取り、肥満を防ぐ)
・オルニチン (代謝をアップし、脂肪を燃焼させる)
・カルニチン (脂肪を燃焼、悪玉コレステロールを下げる)
・α−リポ酸 (代謝アップ)
・シトラスアランチウム (脂肪を燃焼)
・バイオペリン(黒コショウ抽出物) (血行促進、代謝アップ)
・カプサイシン (血行促進、脂肪燃焼)
・ビール酵母 (整腸作用、便秘改善)
・共役リノール酸(CLA) (脂肪燃焼、満腹感)
・ノニ (代謝アップ、むくみや便秘改善)
・ラクトフェリン (内臓脂肪を燃焼、善玉菌増やす)
・酵素 (整腸作用、便秘改善)
・乳酸菌(又は、抽出エキス) (整腸作用、善玉菌を増やす)
まだまだありますが、これらと他の素材と組み合わせて商品化しているようです。
1日のカロリー摂取量の目安
先ほどの事例で、30歳、体重50Kgの女性の場合、
肉体的に激しい運動や仕事をしない場合の
1日の消費カロリーは、1898kcal です。
つまり、これだけのカロリーは消費しているのです。
ですから、これを超えなければ、体重に大きな変動はないはずです。
次に、どれだけ減らすかですが、この女性の「基礎代謝量」は1150kcalですので、
1898−1150= 748kcal
までは減らすことは可能です。
ただし、これ以上減らすと健康上の問題が発生しますので、
急激なダイエットは危険です。
まとめ
将来にわたって継続していくのですから、
無理のない範囲ということで、
1日の摂取量は 1500〜1600kcal の範囲を推奨します。
これは、1日の消費カロリーからは、−398〜−298kcal を減少させることとなります。
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