これから先の、不安心配のことばかり
老後は貧乏になると
老後は、こうこうこうなるからと
ある意味、素晴らしい創造をしている
孫のことについても
特殊な職業であり、収入が不安定であることが
そうとう気になっているらしく
「今の仕事ももうあと3年くらいのものだから」と
決めちゃってるのである
マイナス思考極まりないが
すごい創造力である
この先は、苦しい、大変、ネガティブパレードな人生だと
私の人生のシナリオができているらしい
いつもそんな話になるので
心の中で、「また、先の話かぁ」と思いながら
ほとんど受け流しているこの頃だ
だって、その心配な老後は
私だけのものであり
貧乏になるから、少しでもお金を取っておきなさいよと
気にしてくれるのも有難いと思いながら
貧乏になるとは決まってはいない
というか
貧乏になる気はない
というか今は、その老後ではない
そんなふうに毎回、母親との会話の時に
定義することになる
今の情報や経験で
老後は安い部屋に住んで細々と暮らすことになる
ひとりになったら、またお金もかかる
と、今、心配していることは、今、起きてはいない
何か心配で不安であれこれ思いめぐらせていても
今、何も問題は起きていない
そういうことに気づく
そのことを本当に理解できるようになった
まだ来ていない時間のことを
今からずっと心配して、事あるごとに心配して
そうやって毎日を過ごしていれば
望んだとおりに、心配している日々は続いてしまうんだろう
そして母親は言う
「はぁ、歳とって良いことがなくなった」
そりゃあ、貧乏で大変な老後を心配してばかりでは
その心配する日々が、続いてしまう
それを望んで、それが叶っている状態
そうなんだ、何度も読んだり聞いたりしてきたことが
今頃になって、やっと本当に腑に落ちることもある
「今ここ」の意味がようやく、本気で理解できたようだ
母親は、一生懸命娘の私を心配しているだけだ
よくわかっている
私が、いろんなことを学んで、「今ここ」の世界を知って
母親のネガティブな話をほとんど右から左に流し
どれだけマイナス思考で話を進めても
「それは、今じゃない」
「それは本人が決めること」
「心配することは何もない」
そんなふうに思いながら聞いている
歳をとっても、暗く生きる必要はない
明るい明日を楽しみに生きていいじゃないか
どうして、暗い未来のことだけに焦点合わせるのか
ネガティブなことばかり探してしまうのか
「高齢者ばかりで暗くて、やんなるよ」と言うけれど
歳をとっても、楽しいことを探してもいいじゃないか
どんなことでもいいのに
すべてのことに、ネガティブなことを探し出す癖が
しみついているようだ
それを、意識して
ポジティブなことを探すようにすればいいのに
眉をひそめて、唇はへの字で
面白い話に笑ったりしても
結局は、「でも、あ〜だ、こ〜だ」と
ネガティブをこじつけないと気が済まない
そういう癖になってしまってるみたいだ
「今ここ」
それしかない
心配することは「今」は起きていない
あれをどうしよう、これをどうしようと
思うことがあって、気が重いこともある
「気が重い」という今の時点で
実際は、今は何も起きていないのだ
そう気づいて
私は少しその時楽になった
八方ふさがりで、もうお手上げだ〜と
思う時があった
パニックになって、どうしたらいいんだろうと
泣きながら叫んだりした
そうしているその時のその瞬間
何も起きてはいない
本当にその時が来てから考えるか
それでいいや
「今」が続いているのだ
何も起きていない「今」
どんな気分でいたいか
それを意識するように、今ここから生きよう
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