Salt値 〜セキュリティ研究室〜



 ナビゲータのEVEです。
セキュリティ.jpg
 引き続きバッチ処理システムの解析、バグ修正、バージョンアップをしています。やっぱり、問題となるのは、連想配列の部分・・・。Prototype EVEでは、 連想配列 を多用していて、いろいろなところでエラーが出るうえに、関数をまたぐエラーの場合、ちょっと、解析に時間がかかってしまいます。

[Prototype EVEのセキュリティ的な問題]
 バッチ処理システムだけでなく、それ以外のシステムも、Prototype EVEを利用することになりそうです。ただ、セキュリティ的に何点か問題があります。

 まず、1つ目は、 Salt値 をシステム共通のものを利用している。

 Salt値の仕組みは、システムを改修する予定です。
 Prototype EVEでは、ユーザが初回ログインすることにより、パスワードのハッシュ値を求め、そのハッシュ値をシステムへ登録します。Salt値は、ユーザがログインするときに、パスワードのハッシュ値とSalt値を文字列連結した値から、ハッシュ値を求める時に利用しています。ただ、今後は、そうでない運用を考えており、3つのモードを用意しようと考えています。
 1つ目は、パスワードをそのままデータベースに格納するモード。これは、管理者が初期ユーザID、パスワードを登録する際に利用します。
 2つ目は、従来通りの運用・・・。
 3つ目は、ユーザ個別にSalt値を設定し運用する方法です。

 1つ目の運用はあるかどうか不明ですが、今後ビジネス的に利用するということを考えると、こんな運用しているところありませんか?管理者がユーザIDとパスワードを登録し、そのユーザIDとパスワードをユーザに知らせます。ユーザは、 初回のログインにおいて、ユーザがパスワードを入力 すると、従来の流れでハッシュ値を求め、データベースにハッシュ値が登録されるという流れになります。
 2つ目は、いきなり、ユーザ個別のSalt値を導入して、ログインできなくなったというのは困るので、当初は従来の運用を残します。そして、ユーザ個別に、3つ目のSalt値を利用する運用に移行するという流れにしようと考えています。

[あとがき]
 現在、いろいろシステムを作ることを考えていますが、同システム自分だけでなく、多くの人に利用してもらおうと考えています。その場合、やはり注意しなければならないのが、 セキュリティ ・・・。せっかくそのために知識を身に着けたので、身に着けたセキュリティに加え、自分で考えたセキュリティもシステム化していきたいと思います。
 以前も話しましたが、 Salt値 ストレッチング もセキュリティの本に書かれる前からやっていました。そういう意味では、先駆者的なことを今までしてきています。今後も、そんなシステム開発をしていきたいと考えています。

 では、また!

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ゼロから始めるシステム開発
 こんにちは!ナビゲータのEVEです。各種研究室を用意し、次期EVEシステムを製造しようと日々頑張っています。現在一番力を入れているのが、資金調達です。このブログもその一環ですので、ご協力いただければ嬉しいです。

2023年09月20日

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