コク 黒糖 』。
白砂糖と違い、「 栄養分が豊富 」なことが特徴です。
同じ糖分をとるなら、黒糖の方が断然おすすめです!
美容にも健康にも良いですし、塊で売っていることが多いので、そのまま食べても十分おやつになります。
そこで今回は「 美容や健康に効果がある黒糖の魅力について 」紹介します
ミネラル豊富な黒糖の10の効果効能!!
コクのある甘味の黒糖はとても美味しいですよね。
料理にももちろん使えますし、おやつとしてもおすすめ。
どうせ食べるならスナック菓子よりも断然いいですよ!
1.腸内環境を整える!
黒糖には、
オリゴ糖
ラフィノース
など、腸内環境を整える栄養素が含まれています。
ラフィノースとは甜菜(てんさい)に含まれる天然のオリゴ糖です。
どちらも腸の中で善玉菌の餌となり、『 腸内環境の改善 』に役立ちます。
便秘がちな人、ガスがたまりやすい人などは、砂糖より黒糖の方が断然おすすめです。
2.歯や骨を強化する!
黒糖はミネラルが豊富ですが、そのうち一つが『 カルシウム 』です。
100gあたり240mgのカルシウムが含まれていますが、これはなんと上白糖の240倍という数値です。
上白糖は精製しているので、ミネラルがほとんど残りませんが、黒糖は煮詰めたままなので原料のミネラルがそのまま残っているのです。
3.脳や肉体の疲労を速やかに回復!
黒糖は砂糖ですから、その主成分は「 ブドウ糖 」です。
ただし、上白糖と比べるととても吸収が良いため、『 脳の疲労回復 』にとても役立つとされています。
仕事をしていて集中力が切れてしまった時や、疲れてイライラする時などは、一口黒糖を食べることで脳の働きを活性化します。
疲労回復に役立つのは脳に対してだけでなく、黒糖は『 肉体的な疲労 』をサポートする働きにも優れています。
私たちの筋肉や肝臓には、いざという時のためのエネルギーとなるグリコーゲンが貯蔵されていますが、オクタコサノールはそれをスムーズにエネルギーに代えることが出来るのです。
4.肌をキレイにする!
黒糖は「 ビタミンB群 」や「 鉄分 」も豊富で、新陳代謝を良くし、酸素や栄養素を隅々まで運べるようになるので、肌がキレイになるのです。
特にビタミンB2は、皮膚や粘膜を保護する働きで、肌荒れ予防には欠かせない栄養素です。
また、亜鉛も新しい細胞を作る働きがあるので、キレイな肌や髪を作ろうと思ったら亜鉛は欠かせません。
外側からのスキンケアだけではなく、内側からもキレイにしていこうと思っている人には、黒糖はとてもおすすめな甘味料なんです。
5.ホルモンバランスも整える!
ホルモンバランスと砂糖?と思うかもしれませんが、黒糖には「 亜鉛 」も含まれています。
味覚障害の予防にも必要ですが、『 ホルモンバランスを整える働き 』です。
亜鉛には性ホルモンの生成にも関わっているので、微量であっても不足するとホルモンバランスに影響が出ることも。
普通の食生活を送っていればそれほど不足する栄養素ではないのですが、
ダイエットで食事制限をしている人
ジャンクフード・インスタント食品が好きな人
は、亜鉛不足になる可能性が高いので、おやつに黒糖で亜鉛を摂取するといいかもしれないですね。
6.貧血予防に!
黒糖は「 鉄分 」が豊富なことでも知られています。
その量は100gあたり4.7mgで、上白糖の0.1mgを大きく上回っています。
鉄分は筋肉の働きややる気とも深い関わりがあり、疲れやすい人は鉄分が不足しているのやかもしれません。
貧血の症状は立ちくらみだけではないので、どうにもやる気が出なかったりすぐに疲れてしまう人は、鉄分不足で貧血状態になっているのかもしれないですね。
沖縄は長寿というだけではなく、健康で元気なお年寄りが多いことでも知られています。
黒糖をよく食べるということが、その理由の一つとして考えられています。
7.代謝を良くする!
黒糖にはビタミンBの一種である、「 パントテン酸 」が含まれています。
パントテン酸は代謝に関わる栄養素であり、脂っこいものや甘いものが好きな人には特に必要な栄養素です。
水溶性のビタミンなので、黒糖をスープなどに加えて汁ごと飲めると無駄なく摂取できます。
8.身体を冷やさない!
白砂糖は、薬膳の世界では身体を冷やす陰性の食べ物なのですが、黒糖は黒いので陰性の食べ物だとされています。
同じ甘味料でも、「 黒糖なら身体を冷やしません 」。
女性は冷え性で悩んでいる人も多いと思います。
ですから同じ甘いものを摂るなら、身体を冷やさない黒糖の方がおすすめです。
9.砂糖なのに太りにくい!
黒糖は、他の甘味料と比べてGI値が低いので、『 血糖値が上がりにくいという特徴 』があります。
それは、黒糖に含まれる「 フェニルグルコシド 」や「 オクタコサノール 」の働きによるものです。
血糖値が上昇するというとは血中の糖分が増えるということ。
インスリンというホルモンによって糖分をエネルギーに変えて血糖値を下げようとするものですが、余ったものは全て脂肪として蓄えられます。
だから、血糖値が急上昇すると太りやすい身体になるのです。
GI値が低く、血糖値が上がりにくい黒糖は、砂糖の中でも太りにくい砂糖なんです。
また、コレステロールや中性脂肪の吸収を抑える働きもあるので、生活習慣病の予防にも良いとされています。
10.むくみの予防!
黒糖に含まれるミネラルには「 カリウム 」もあります。
カリウムは、余分な塩分や排出する働きのあるミネラルなので、『 むくみを予防する 』のに役立ちます。
これも上白糖と比べると段違いの量で、黒糖は100gあたり550mgですが、上白糖は1mg。
なんと550倍もの違いがあるのです。
黒糖と砂糖の違いは??
黒糖も白砂糖も、元は「 サトウキビ 」です。
製法の違いが栄養の違いになるのです。
作り方の違い!
黒糖は、サトウキビの絞り汁を煮詰めたものなので、サトウキビが持っている栄養素がそのまま残っています。
白砂糖(上白糖)は、それを生成しているので、えぐみなどはないものの、元々あった栄養素も不純物と一緒に取り除かれてしまっているんです。
ちなみに、氷砂糖が1番純度の高い砂糖で、ほぼ糖分しかないものです。
クリアな味わいなので、果実酒などによく使われています。
黒糖の種類!
黒糖にも実は種類があって、大きく分けると3つあります。
黒糖→加工していない、サトウキビの汁を煮詰めだけのもの。
加工黒糖→黒糖に何かを加えているもの。
てん菜糖→甜菜から作られている黒糖。まろやかな甘さが特徴。
それぞれ味わいが違うので、料理や飲み物によってどれを使うかを考えるといいでしょう。
今の砂糖を黒砂糖に変えるだけで栄養価がアップ!!
紅茶やコーヒーに入れてもコクがアップして美味しくなりますし、黒糖を使ったお菓子もたくさんあります。
ただ砂糖には違いないので、たくさん食べればいいというものではありません。
その点は気をつけましょう。
これまで上白糖しか使っていなかった人は、そらを黒糖に変えるだけで、毎日の食事の栄養価がアップすると思います。
おやつ代わりにかじるのも美味しいので、ぜひ普段の食生活に黒糖を取り入れてみてください