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20センチがアベレージの虹鱒とブラウン
道内の猛暑は、8月3日頃をピークに、ようやく平年並みに戻ったようだ。逆に、4日からは夕方など寒さを感じるほど、気温も下がってきた。多分、今シーズン最後の真夏日となったはずの3日に、再び日高路への釣行を行なった。
何とか、新冠川でウェットフライを行ないたい、という思いが足を向けさせたのだ。当日は、予報では札幌を始め各所で30度を越える真夏日になるとのこと。前回の余市川の件もあり、熱中症対策を充分に考えて午前3時に札幌を出発した。
仮眠を取りながら、目的地の新冠大橋に着いたのは午前5時半。ところが、前回の濃いカフェオレ色から、少しは薄くはなったものの、濁りはまだ残っている。6月下旬、7月中旬の2度に渡る豪雨の影響が、ここまで長引くものなのだろうか。
もしかして、1年の中で底まで見通せる澄み切った流れは、数少ないのでは、という疑念も。仕方なく方向を転換して、7月25日に釣行した渓流へ向かった。
この渓流は奥が深く、そしてダムや堰堤が何基も構築されているところから、流れが各所で遮断されている。前回は、中流のダムの下まで釣り上がったが、今回はダムの上に入る事にした。
前回釣行の余市川では、暑さ対策を何も講じずに入渓したことで、熱中症になりかけた。今回はその反省として、11時までに脱渓をすることに。河原の全くない余市川と、今回のような広い河原を持つ渓流とでは、当然日射量が異なる。逃げる場所の少ない、この渓流こそが本当に危険だと思うからこその対策。
今回入渓したダム上流も広い河原が続いて、眺める景色は下流と変らない。問題は、林道がすぐ横を走っていることから、下流よりも入渓しやすいこと。
途中の入渓口には、平日だというのの、すでに何人かの先行者の車が止められており、さらに上流に向かう車が何台も通り過ぎていく。
河原に降りると、やはり多くの足跡が。それは、前回の場所よりも多くて、入った場所を間違えたのか、と一瞬後悔。気を取り直して、上流に向けて歩き出す。遡行ではなく、歩くという表現がピッタリするほど、浅いガラ瀬と広い砂利の河原が一体となっている。
始めに、流れの速いインレットの平瀬にドライフライを投じるが、全く反応はない。100メートルほど上ったところで、姿を現した流れ込みにウェットフライを投入して様子を探るが、同じく無反応。
そして、上流の同じような流れ込みに何度かフライを投入するが、ウェットフライは沈黙したまま。
入渓地点から300メートルほど上った流れ込みから、ようやくアタリが出始めた。スィングさせたソフトハックルにヒットしたのは、20センチほどの虹鱒。
そして、同じサイズが続いてヒットする。どうもこの渓流では、これが虹鱒のアベレージサイズのようだ。
さらに500メートルほど行くと、コンクリートで固められた護岸が作る淵が姿を見せた。水深はあるが、流れは遅くてウェットフライを逆引きすることしかできない。
その流れ込み近くで、ようやくアタリが。ヒットしたのは、同じく20センチほどの虹鱒。この淵からはこの2匹だけと、見た目とは大違いだった。
ここまで、直射日光を避けようになかったことから、この場所で一気に汗が噴出す。
川は右にカーブして、河畔林の下に淵を作る。ここでも、ウェットフライにはアタリは来ない。さらに上り詰めて上流を見ると、河原はあくまでも広く、真上にある太陽から逃げられるような場所が見当たらない。
脱渓を決めた時間にはまだ間があるが、入渓した場所から1キロの地点でUターン、今度はドライフライで釣り下がった。
すると、先ほどアタリのなかった淵から、本来ならばウェットフライに来るはずの岩魚がヒット、その下流からも岩魚が飛び出した。いずれも虹鱒を上回る20センチ越えのサイズ。
さらに、流芯からアベレージサイズの虹鱒も。締めくくりは、遡行途中にあった淵での虹鱒と変らないサイズのブラウン。
結局、この日は10時半に脱渓した。ダムを挟んでの、下流と上流の釣行だったが、サイズ的には下流の方が少し大きいと感じた。また、釣果や魚種がほとんど変らなかったのが不思議だった。
型ものこそいなかったが、熱中症対策さえしっかり行なえば、夏の渓流釣には打って付けなのでは。そう考えながら、この場所を後にした。
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