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二世宇川上流でようやく釣場確保
8月最初の釣行先は、昨年7月15日に釣行して以来1年ぶりの沙流川支流額平(ぬかびら)川。
幌尻岳を源としている清冽で強い流れが特徴で、ザラ瀬は多いが川幅は本流の沙流川と遜色がない。
ただ、昨年の釣果は2時間の釣行で10センチから12センチほどのヤマメが3匹と散々な釣果だった。しかし「広い河原で思いっきりフライロッドを振りぬきたい」と、今回の釣行先に決めた。
そうした想いは、現地に着いた早々打ち壊された。8月に入ってからの大雨の影響は、4日現在すでに解消されただろうと考えた。しかし濁流でこそないが、濁りはきつくて水量も多く、とてもフライを流せる状況ではなかった。
ならば、支流はどうだろうかと宿主別川と総主別川も立ち寄るが、いずれも濁りがきつくて竿を出す気にもなれない。
折角ここまできて竿を出せない事態を避けるために、当初額平川の後に入渓を予定していた二世宇川に行くことにした。
5時半に到着して実際に竿が出せたのは、それから1時間半後と、時間を大きくロスしてしまった。
これで二世宇川に入ることができなかったら、何のために2時間もかけてここまで来たのか。
二世宇川は今回さすがにいつもの清冽な流れではなく、コンクリートを薄めたような濁りが入り、水量もいつもの倍ほど。上流で多くの支流が流れ込んでおり、この支流の流れ込みが濁りを薄めるのでは、と前回行った場所からさらに上流奥深くに向かう。
ようやく到着した先は、林道ゲートが閉じられた手前の場所。
ここまで来ると濁りは解消されたが、単調なザラ瀬が広がりポイントらしいポイントが見つからない。それでも、ようやく竿を出せると勇んで河原に降りる。
昨年のこの川での釣果は、1時間半の釣行で17センチを頭に15センチ前後のヤマメが8匹と同サイズの岩魚が2匹、それに10センチ前後のバラしたヤマメが10数匹。ヤマメの濃い河川で、今回も型ものヤマメを狙った。
初めはザラ瀬の中の小さな流れ出しや倒木、小渕を探して上流からウェットフライで釣り下ることに。最初にヒットしたのは、#10のソフトハックルに食いつくほど餌に飢えていたのか5センチにも満たない稚ヤマメ。暫らく下ってもヒットするのは同じようなヤマメで、サイズは大きくならず型ものの姿もない。
下流にはザラ瀬が続いていて、これ以上釣り下っても時間の無駄と、今度はドライフライで遡行することにした。
ウェットフライでもヒットしない型ものが、ドライにくるはずはないのだが。
だが、ウェットフライで対応できなかった倒木下や瀬脇の淀みなどに、慎重にフライを打ち込むとしっかりとした反応が。
何度かのあたりの後にヒットしたのは、少しサイズアップしたヤマメ。12、3センチほどと満足のいくような型ではないが、この悪い条件の中で釣れたことが嬉しい。
上流に向かっても、ポツリポツリとアタリは続く。
最終的に9時半に脱渓した。この2時間の釣果は、13センチほどのヤマメを筆頭に小型ヤマメ8匹。サイズは不満だが、こんな条件下で何とか釣りになった。釣ったヤマメは全てリリースした。
今回は釣行前にもっと下調べを行えば防げたはず。現地情報確保の必要性をまざまざと感じさせた。
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