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2015年05月06日

キウイフルーツの人工授粉

20080525101329.jpg カルネドリーム様から引用




実家の畑には、母が植えたゴールデンキウイの木が4本あります。




うち1本は雄株です。

昨年は、小さな実が10個程度しかなりませんでした。

それもそのはず、剪定も授粉も摘果も肥料も、何もしていなかったのです。


昔庭に植えていたキウイは、ほったらかしで大量の実が採れました。


母はそのつもりでいたようですが、ゴールデンは成らなかったようです。


母は、健康のためにほぼ毎日キウイを食べる人なので、ゴールデンがならないことをとても残念がっていて、私に相談してきました。


私は農学部出身ですが、果樹のことはよく知りません。


しかし他でもない母の頼みですから、なんとかして今年はゴールデンキウイを鈴なりにしなければ、と決心しました。


冬から畑に通い、伸び放題の枝(つる)を整理し、剪定し、棚に誘導・固定をしました。

肥料はやらなくてもよい時期でしたが、これまでが放置だったので、緩効性の有機肥料を与えました。


4月に花芽の確認に行ったところ、雌株はたくさんの花芽をつけていました。

ところが雄株の花芽が芳しくありませんでした。

どう数えても10個ありません。


これでは、せっかくたくさん付いた雌株の花芽を台無しにしてしまいます。

そこで、 私はこれを購入しました。


人工授粉用のキウイ花粉(オーストラリア産)


これさえあれば、万が一雄株の花粉が足りなくても、開花時期が合わなくても、人工授粉で切り抜けることができます!


お値段が少し高いのが残念ですが、他のショップでは見あたらないので、ここで購入しました。


アルミパックを切り開くと、薄黄色の微粉末が入っています。

この粉が花粉です(写真がなくてごめんなさい)。


百円ショップで買った耳かきのフワフワ(梵天?)に花粉をつけ、開いている雌花に片っ端から付けていきます。


これがけっこう大変。

今回は花粉に色を付けていないので、一度授粉した花とまだの花の区別が付かず、同じことを何度もした気がします。


このようなマヌケを防ぐためには、こういうものを使います。



これは確か、シダの胞子だったと思います。

それに赤く色づけてあります。

これに花粉を混ぜて、授粉作業を行えば、赤い色が花につくので、作業が終わった花が区別できる、というわけです。


さあ次の作業は、摘果です。

花の数が多すぎるので、授粉して小さな実が確認できたら、弱い実を摘んでしまい、各枝に付く実の数を制限し、大きく甘い果実を得るのです。

この作業は5月下旬から6月上旬でしょうか。


なんとしても、ゴールデンキウイをたくさん収穫しなければ!


まったく写真がなくてすみませんでした。


うちと同じようにキウイを育てている方に、授粉用花粉の存在をお知らせしたく、この記事を書きました。


美味しいキウイがたくさんなりますように。






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