睡眠 について書かれた本で溢れています。
それだけ、睡眠について悩んでいる人が多い証拠だし、
睡眠のメカニズムについて興味がある人が多い証拠。
この本では睡眠にまつわる、間違った通説などについて詳しく書かれている。
◆ノンレム睡眠とレム睡眠
良く一般的に言われるのは「ノンレム睡眠は深い眠りでレム睡眠は浅い眠り」という説。
ノンレム睡眠の間、脳の活動は低下し、休息モードに入っている。
脳のエネルギー消費が1日のなかでもっとも低くなるのが、ノンレム睡眠の時間帯。
一方で、レム睡眠時には脳は起きている時と同じくらい、もしくはそれ以上に活動している。
難しい数学の問題を解くなどの知的な活動をしている時以上に、脳は活発に動いている。
◆睡眠にゴールデンタイムなんてない!
よくテレビなどで「22時〜深夜2時は睡眠のゴールデンタイムで、
成長ホルモンが分泌され、お肌がキレイになるからこの時間はしっかり寝ましょう!」とか
言われているの、よく耳にしますよね?あれ、 完全なデマ なんだとか笑
疲れをとったり、肌を整えたりするには成長ホルモンが大切。ここまでは正解。
しかし、成長ホルモンの分泌が時間に左右されるというのが間違い!!!
成長ホルモンが分泌されるのは「就寝後の最初に現れる、深いノンレム睡眠に入っている時」
だから22時〜深夜2時に寝ましょってのは間違いなんです。知らなかった。
大切なのは「何時に寝るか」ではなく最初の睡眠サイクルでしっかり深いノンレム睡眠を
とるということ!!!寝る時間に囚われすぎるのは逆に、悪影響。
◆7時間睡眠が1番長生きする、というのはホント!?
この7時間睡眠最強説も、よく耳にしますね。しかし、これも一概にはそうと言えないんだとか。
世の中には3〜4時間だけ眠って問題のない ショートスリーパー が存在する。
一方で7時間眠っても十分じゃないという人も存在し、これは生まれつきの特性。
だからショートスリーパーじゃない人が3時間睡眠の訓練などしたところで、
健康状態に悪影響が出るだけ。人それぞれに合った睡眠時間というのは、
もう、生まれつき決まっている。これは結構、驚きだった。
◆睡眠の質は時間で決まる訳じゃない
さっきの続きにもなるけど、睡眠の目的とは何か?長く寝る事?
答えは、「 起きている間に脳を働かせるためにメンテナンスをすること 」
よく眠れたかどうか?は重要じゃなく、日中眠くならずに生活できたか、が大事。
人は人生の3分の1を睡眠に費やしています。
それだけ重要な睡眠にまつわる間違った常識などを知れて、
この本を読んでよかったと思いましたね。
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