kindle unlimitedに入って約2週間。40冊近い本をkindleで読んできたけど、その中でも 1番読んでいてワクワクしたのがこの本 だと思う。お金に関する勉強をしてこなかった俺が、初めてお金に興味を持つきっかけを与えてくれた1冊と言い換えてもいいかも知れない。この本はお金に詳しくない筆者に、お金に関するプロで投資などに関する本をたくさん執筆している山崎元さんという人が、お金に関するレクチャーをしてく、という内容。
「世のなかには知っているだけで得することがたくさんある
だから金融の正しい知識をつけることはとても大切」
これは、国債について説明している時の山崎さんの言葉。国債とは国が発行している債券のことでこれを買うと国にお金を貸したことになる。
国債の利回りは銀行の2倍以上。国の経済が破綻しない限り国債は無効にならないから、銀行にお金を預けているよりも間違いなく国債の方がお得。なのに、日本国民の多くは国債を買わず、銀行に預けているだけ。なぜなら、みんなが国債のことをよく知らないから。
結局、そうなんですよね。なぜ国債とか、株とか、信用信託を国民の大半が買わないかって、 知らないから なんですよ。知らない、って本当に怖いと思う。お金に関することって学校じゃ教えてくれないから、本当にお金に興味がある人しか勉強しない。だから、差が開く。
「銀行には近づかない方がいい」
これまた衝撃的な一言wwwでも理由を聞くと納得。 銀行っていうのは、金持ちに投資させて手数料を貰い、貧乏人には借金をさせて金利を貰う。これが銀行のビジネスモデルである。
やべぇ、めちゃくちゃ納得。銀行員があれだけ高い給料を貰っているのには理由がある。退職金の出た高齢者が銀行員の言うままに投資信託を始めてしまうのが最悪のケース。銀行には何一つ買うべきものがないから近づかないのがいい。
話を戻して国債で買うべきは満期が10年の「変動10年型」というもの。金利は約0.35%。お金を安全に運用したいなら、国債を買う。
「買っていいのは国債と投資信託」
投資信託とは、証券会社や銀行にお金を渡して、自分の代わりに運用してもらう株の詰め合わせのこと。
投資信託のメリットは、分散して投資できること。 例えばトヨタ1社だけの株を買うと、トヨタの株が大きく下落した時、大きなダメージを受ける。投資信託は「詰め合わせ」であるから袋の中にはトヨタもパナソニックもソフトバンクもAmazonも入っているイメージ。
なるほど、めちゃくちゃ分かりやすい!!!投資信託って1度は聞いたことあるけど、株の詰め合わせだったなんて知らなかった。いかに今まで金融に関する知識が欠落していたのかよく分かる。。。
★投資信託を買う時のポイント
・運用管理費用(信託報酬)の安いもの
・販売手数楼の安いチャンネル(ネット証券)で買う
・毎月分配型を選ばない
・ファンドの資産規模、流動性を確認する
→山崎さんお勧めは 上場インデックスファンドTOPIX と ニッセイ外国株式インデックスファンド
この2つがお勧めな理由。どの投資信託自体が上がるか下がるか分からない以上、運用管理手数料が低いところを選ぶのが合理的だし、それしか改善できる差がない。なるほど、実にシンプル。 改善できないことを頑張るのは無駄だから、改善できることに集中する。これは人生全般に当てはまるコツである。
インデックスファンドとは指標に連動して機械的に運用されているから手数料が安い。だから投資信託をするなら、インデックスファンドを選ぶ!!!
「お金は運用することによって、お金を生み出す性質がある。だから生活費は毎月の収入から捻出して、それ以外のお金を運用し、自分とは別にお金にも働いてもらう」
このお金にも働いてもらう、という概念は目から鱗だった。そんな考え方が存在していたのか!!!割と衝撃。お金って奥が深い。
いくつかピックアップしてお金に関する知識を紹介してきたけど、これはほんの一部であって、他にもお得なお金に関する情報がたくさん載ってる1冊でした。読んで後悔はしない1冊です!!!
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