メンタルブロックとは、一言で言うと「行動を妨げる思い込みや意味づけ」です 。最初にご紹介した、 「セールスをしたら嫌われる」「価格を上げたら買ってもらえない」「金額に見合う仕事を自分はできないのでは?」 という思い込みは、すべてこのメンタルブロックです。 では、 なぜ、このようなメンタルブロックを人は持ってしまうのでしょうか? それは、簡単に言えば、記憶の刷り込みです。 何度も、「セールスをしたら嫌われる」という刷り込みをしてしまうと、いつの間にかそれが事実のように思えてきて、その信念が完全に固定されてしまうのです 。
「今井さんね、みんな札幌は不景気だって言うけど、実際は儲かってる会社は儲かってるんですよ。どんな地域でも、どんな時代でも儲かってる会社は2割くらいはあるんです。私はコンサルティングを何十年とやってて、年収でいうと2千万円くらいはずっとあります。付き合うところをしっかり選べばちゃんと売上はあげられるんですよ。」
では、行動を妨げる思い込みである「メンタルブロック」はどうやって形成されるのでしょうか? 実は、その正体はなにかというと、シンプルに「過去の記憶」なのです。 社会の常識、入ってくる情報、自分の知識や経験などの過去の記憶の蓄積によって思い込みが形成され、メンタルブロックとなっているのです。 私はこれらの思い込みや意味づけの蓄積を「 脳内辞書 」と呼んでいます。
「金持ち喧嘩せず」という言葉もあるように、成功している人はわざわざ意見の違う人を論破しようとはしません。成功している人は、成功している人同士で付き合っています。お互いにポジティブで、気分良く付き合うことができるからです 。
このようなリアリティのある情報の威力というのはすごいものがあります。成功している人から直接聞くリアルな情報は、脳内辞書にインストールされるように入ってきて、次々とメンタルブロックが外れていきます 。
彼らはすでにさまざまなメンタルブロックがない状態なので、なぜ自分が行動できているのか、説明することはできません。 逆に言えば、彼らは行動できない人の気持ちが分からないのです 。
−ビジネスの成功を阻害する8大メンタルブロック −
?@ 欠乏感・・・お金がない。足りない。売上をあげなければ。お金なくなるのが怖い。お金が減っていくのが怖い。 このような気持を持っているとビジネスはなかなか成功しません。というのは 「足りてない」という気持ちでセールスをすると奪うマーケティング、奪うセールスになってしまうからです 。
?A 完璧主義・・・ まだ完璧じゃないから。綺麗なページが完成していないから始められない。勉強をし終えてないから、まだビジネスはできない。全部自分でできるようにならないと。
?C 確実性・・・正解を教えて欲しい。確実に成果が出るんだったらやる。 このように考えていると、いつまで経っても行動ができません。
?D 失敗への恐怖・・・失敗は嫌なことかもしれません。しかし、成功とはたくさんの失敗の先にあるものです。失敗の延長線上に成功があって、成功の反対は失敗ではないのです。成功の反対は何もしないことです。
?E 無価値感・・・私なんかでいいんでしょうか。こんなサービスでいいんでしょうかまだ駆け出しの自分がこんなお金を貰うのは申し訳ない… 無価値感からこのような気持ちになることは多々あると思います。 実は、すべてのメンタルブロックの諸悪の根源は無価値観です 。
情報発信に関わるメンタルブロックが取れると、自信をもって情報発信ができるようになり、発信のスピードも加速するので、たくさんの人に伝えることができ、自分の考えに共感してくれる人が集まってくれるようになります。さらに仲間との出会いもあり、ビジネスが発展していくようになります。
【感想】
この本で「メンタルブロック」という言葉を知ったけど、まさに自分が感じていた言語化できない、人生の邪魔をするものの正体を見事に一言で言い表した言葉だと思った。ビジネスの成功を阻害する8大メンタルブロックの中でも完璧主義、確実性の項目は特に今の自分のメンタルブロックとなっているので意識的に外していくイメージを持つ。
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