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2020年11月15日

部屋の引き戸にカギを取り付ける




また、2階の部屋の引き戸を自ら開けてしまうようになったことから、階段からの転落防止のため、


みかん母による引き戸へのカギ取り付けプロジェクトが進行していました。


かつては建築の設計会社に勤めていたみかん母。


資格はありませんが、その道の人たちと机を並べていたわけですから、鍵の取付など朝飯前でしょう。


祖父(みかん父の実父)から部品をもらい受け、ドライバーを持ち出すみかん母。


そのカギの部品は、鍵部が横にスライドし受け側でロックする、開き戸用のカギであることに気づきましたが、


設計屋のみかん母のことですから、何か考えがあるに違いないと思い、黙っていました。


ドライバーを持ち出し、鍵を取り付けるため引き戸に穴を開け出すみかん母。


さすが、設計に慣れた人だと、ぶっつけ本番で調整もせず取り掛かるのです。


しかも、扉をつけたままの施工。


みかん母「よいしょ。よいしょ」


ドライバーで木製扉に穴を開けるのですから、男でも大変です。


仮止めが終わった段階で、みかん父の疑問をみかん母へ問います。


「ところで、開き戸用のカギをどうやって引き戸に応用するんですか?」


みかん母「えっ?」


みかん父「(またまた。とぼけちゃって。すばらしいアイデアをお持ちなんでしょ)」


みかん父「いまの鍵は開き戸用の鍵ですよ」


みかん母「いや、いまの鍵でも棒部分が引っかかるじゃない。」


みかん父「(えっ?)」


みかん父「水平に移動するだけで、何も引っかかりませんよ。開き戸でしたら棒が引っかかりカギになりますけど、ここは、引き戸だし。」


みかん母「えっ」


みかん父「えっ」


それでも、なにか秘策があるに違いないみかん母。


すごすごと取り付けたネジを外していきます。


さて、今現在カギは取り付いていなく、みかん母がこじ開けたネジ穴だけが扉と壁に残っています。



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