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2020年11月10日
甘党
なんて、よく聞きますが、みかん父は甘い物が大好物であり、甘い物に目がない甘党です。
食べたときに口の中に広がる幸福感。
みかん父が財布を「持っていた」ころ、おかしやまんじゅうなどの甘物を買い物に行くたびに買っていたので、
ついに、財布をみかん母に没収されました。
あれから約6年。
いまだにみかん父の財布は、メガバンクの金庫よりも固いであろうみかん母の懐に収められており、容易に使うことはままなりませんが、
それでも、みかん父が外出先で知人からもらうお菓子やデザートは、みかん父にとって生きる糧でした。
とはいっても、みかんちゃんも生まれ、みかん母も子育てで大変だろうと、
みかん父が気を使い、知人からもらって余った塩まんじゅうを家に持って帰ってきた時のことです。
ひとつの袋に四つ入っていた塩まんじゅうは、食べた結果残り二つ。
甘党の感覚で、「これはさぞかし喜ぶだろう」と、みかん母には内緒でテーブルの上に置いておき、サプライズの反応を楽しみにしていました。
そして、ついにお風呂に入っている時です。
みかん母「なにこれーー」
みかん父「(キタ—————)」
これまで、どれほど虐げられ、我慢してきたことでしょうか。
これで、みかん母のみかん父への当たりが少しは穏やかになる・・・。
みかん父「いやあ、外出先で知り合いにもらってさ。(みかん母も疲れてるから食べたいだろうと思ってもってきたのだよ!)」
みかん父「(さあ喜ぶがいい!みかん母!)」
みかん母「ふーーん。いいや。」
みかん父「えっ?」
みかん母「わたし、モンブランがあるから。」
みかん父「ええっ!」
みかん父「(モ、モンブラン・・・)」
みかん母「しかも二つ」
みかん父「えええええっ」
いつのまにモンブランなぞおしゃれなひびきのスイーツを仕入れていたのか。
逆サプライズ事件となった、塩まんじゅうーモンブラン事件でした。
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