蓋を開けてみればFA宣言したのは6名。
そのうちヤクルト・田中浩は宣言残留のため、権利を行使したのは実質5名。
行使をしたのは、西武・脇谷、広島・木村、中日・高橋聡、ソフトバンク・松田、そしてロッテ・今江の計5名です。
今年のFA市場はあまり盛り上がらないかなと思っていましたが、締め切り直前に立て続けに動向が気になる選手がFA宣言しました。
脇谷は巨人獲得の可能性が高いとのこと。
巨人は井端が引退し、ファースト・セカンド・サードのバックアップが抜けたため、
補強ポイントと合致。脇谷自身も古巣に戻りたい気持ちはあるでしょうね。
ただ、出場機会は西武よりも減るでしょうね。巨人時代はレギュラー取れるかって
位置づけでしたけど怪我等で控えに回ってしまいましたし、来年はファースト阿部、
セカンド片岡、サード村田or岡本というのが基本線でしょうから。
今年みたいな貧打にあえぐようであれば脇谷にもチャンスはあるかもですし、
守備固めには寺内と並んでうってつけの人材ですね。
木村は今年FA権を行使するんじゃないかと思っていました。
昨年も行使を示唆する発言をしていましたし、
他球団ならレギュラーでもおかしくない選手だと思っていたので。
内野ならどこでも守れるのが魅力ですが、
35歳という年齢とこういったユーティリティプレーヤーはどの球団にもいるので、
取りに行く球団があるかどうか。
バックアップの内野手が手薄なとこで考えると、
楽天、ロッテあたりが興味を持つか。
FAで移籍する可能性が高い脇谷の後釜として西武も獲得しにいくかもしれませんね。
高橋は正直FA権を行使するとは想定していなかった。
近年は怪我の影響で全盛期ほどの成績ではないが、左の中継ぎは貴重な存在。
興味のある球団は結構あるんじゃないでしょうか。
阪神が獲得を検討しているみたいですね。あと左ピッチャーが手薄なところだと
ソフトバンク、ロッテ、広島というところも手を上げるかも。
中日では安定した左の中継ぎは岡田くらいかな。岩瀬は来年投げられる保証がないし、
出て行かれると痛いです。。
そして高橋以上にFA権を行使するとは思っていなかったのが松田。
今のところソフトバンク残留が基本線だが、メジャーに挑戦したい意向もあるようで、
宣言した上で熟考するとのこと。
興味を示しているメジャー球団もあり、年齢的にもメジャーに挑戦できるのは
これが最初で最後かもしれない。
ソフトバンクファンにとっては気が気じゃないでしょうね。
昨日のプレミア12での韓国戦でも、松田が打つとチームが盛り上がります。
ムードメーカーとしても侍JAPANには欠かせない存在ですし、彼がいるのといないのでは
チームの勢いがまるで違う。
かといって、メジャーに挑戦するならばしっかり頑張ってほしいというのも
ファンの声じゃないかと思います。
今回のFA選手の中で、一番動向が気になるとは今江でしょう。
先日ブログで書きましたが、巨人と阪神が獲得に動くと思います。
また、ソフトバンク吉村を調査していたオリックスも獲得に動くんじゃないかと思います。
オリックスはサードを守れる選手は沢山いますが、今年は固定して選手を起用できませんでしたし、
関西出身というのも後押しになるかと。
懸念材料はAランクで補償となる選手が要るのと年俸と近年の成績が釣り合ってないところをどう見るか…。
絶対的な存在とまではいかなくても、そこそこ安定した成績を残せる三塁手で良いというのであれば、
獲得して損はないでしょう。
チームのムードメーカーにもなれる選手ですからね。
これから各球団による争奪戦が始まります。
締め切り直前でにわかに盛り上がってきたストーブリーグ。
注目して見ていきたいと思います。
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