気のみ気のままなブログ

ヒミズ　/　映画

【主な出演】
染谷将太（住田祐一）
二階堂ふみ（茶沢景子）
渡辺哲（夜野正造）
吹越満（田村圭太）
神楽坂恵（田村圭子）
光石研（住田の父）
渡辺真紀子（住田の母）
黒沢あすか（茶沢の母）
でんでん（金子）
村上淳（谷村）
窪塚洋介（テル彦）
吉高由里子（ミキ）
西島隆弘（YOU）
鈴木杏（ウエイトレス）
諏訪太朗（まーくん）
川屋せっちん（藤本健吉）
モト冬樹（てつ）
堀部圭亮（茶沢の父）

【監督・脚本】
　監督・脚本：園子温
　原作古谷実

【あらすじ】
住田佑一（染谷将太）は、15歳。
大きな夢を持たず、ただ誰にも迷惑をかけずに生きたいと考える住田は、
ごく普通の大人になるのが夢であった。
佑一の実家は、川岸の貸しボート屋だった。
父親は、暴力とお金にだらしなくいつも家にはいない。
貸しボート屋の周辺には、震災で家や家族を無くした人々が数人
ブルーシートのテント暮らしをしていた。
佑一と被災者が楽しく過ごす日々。
そこに同じ中学に通う同級生、茶沢景子（二階堂ふみ）がやって来る。
景子の夢は、愛する人と守り守られ生きていくこと。
他のクラスメートとは違い、ちょと大人びた雰囲気を持つ住田に恋い焦がれる彼女は、佑一に猛アタックをする。
疎まれながらも距離を縮めていく二人。
ある日、貸しボート屋に父親が戻ってきた。
金を無心し暴力を振るう父、その頃から佑一は学校へと行かなくなる。
佑一を心配し、力になろうとする景子。
そして、事件は起こってしまう。
自らの存在価値に疑問を持ち、自暴自棄になる佑一。
どうせなら自分の人生、少しはましな事に使いたい。
その思いで世の中の害となる悪党を探し殺すことを決め街を彷徨う。
人生に希望を持てない佑一と愛だけを信じ続ける少女。
巨大な絶望の先に明るい未来は開けるのであろう・・・。

【制作国】
日本

【公開年】
2011年

【感　想】
コミック「ヒミズ」から映画化された作品です。
原作は読んでいないけど、映画の内容はとにかく暗いの一言です。
ちなみヒミズはモグラの一種、モグラ科に属する動物らしいです。
格差社会が広がる中、無差別に人を指す事件がここ数年起こっています。
そういう一面を捉えた作品だと思います。
映画のなかでは、茶沢景子という同級生が一所懸命の愛を求めている
姿が好感できます。
茶沢景子演じる二階堂ふみ、どことなく宮崎あおいと重なって見えますが
今後、楽しみな女優になるのではないでしょうか。

【お勧め度】
　★★★★☆