株式相場あれこれトレンドと投資タイミング

2014年10月31日

日経平均は755円高

今日は日銀の追加金融緩和に尽きます。午後1時40分頃に金融政策決定会合の結果として追加金融緩和決定と伝わると急速に日経平均先物が値上がりしました。一気に年初来高値を更新して日経平均株価は16533.91円の高値をつけました。終値は16413.76円でした。この結果、月足は陽線になり長い下ひげをひきました。
ただし、25日移動平均線からの乖離率は＋5.92％と大きくなっています。また、NYダウは短期的に過熱感があるので今夜も上がると来週は調整しやすくなると思います。
日経平均のチャートは高値更新なので強いのですが、2013年5月高値と2013年年末高値を通る上値のトレンドラインが16700円か800円のあたりにひけます。目先はこのあたりでは止まる可能性があると思います。中長期的には17000円台や18000円台への期待があるでしょう。
日経平均株価は2013年5月高値をつけて以降は16000円台にのせたところが高値になって調整して来ました。今回は16000円台をしっかり上抜けて今度は下値サポートにできるかが注目ポイントだと思います。
そして、月足で1996年高値からの上値抵抗線を今月は上抜けた形になりました。昨年末や先月も上抜けましたが、今月に入って反落して再び抵抗線の下に下げていましたが、今週の上昇で回復して10月の月足が決定しています。

日経平均株価チャート
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0101&yy=1

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posted by 荒巻大輔 at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経平均

NYダウのサイコロは8勝4敗

NYダウは早くも反発して終値は17195.42ドルでした。9月につけた最高値17350.64ドルに近づいています。
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$INDU
思った以上に強い戻りです。ここまで来たら最高値を更新してもらいたいです。そうでないと9月高値とのWトップが気になって来ます。
NYダウのサイコロは8勝4敗で、今日31日も上がると9勝3敗になって調整しやすくなります。短期的には過熱感が出ているでしょう。
今日の日本では日銀の金融政策決定会合があります。追加緩和期待はあまり大きくありませんが、何か追加政策を出してほしいです。政府は景気対策で補正予算を組むようですし、日銀も協力して景気と株価の押し上げを狙ってくるか注目です。期待外れになると、為替と株価先物で仕掛けれられる可能性があるので上下の振れには注意でしょう。政策に変更がある場合は決定会合の結果発表が遅くなります。変更がない場合に昼休み中に発表がある見込みです。

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posted by 荒巻大輔 at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式相場

2014年10月30日

61.8%戻し

為替ドル円は現在109円台に入っています。円安を背景に日経平均株価は続伸しました。日経平均とTOPIXは9月25日高値からの下げ幅の61.8%戻しを達成しました。
しかし、今日の相場の中身を見てみると、東証一部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は917対806であまり差がありません。さらに大型株指数が0.76％上昇したのに対して小型株指数は＋0.15%にすぎません。また、東証2部、マザーズ、ジャスダック各指数はマイナスで、株価は25日移動平均線に上値を抑えれています。日経平均は上がりましたが、個別株は着いて来ていない印象です。
ここまでNYダウと日経平均株価は約2週間戻りました。61.8%戻りをしたので全値戻りも考えられますが、直ぐにというわけには行かないでしょう。大きな下げではないとしても多少は調整すると思います。もみ合って三角保ち合いを作る可能性もあるでしょう。明日は週末で月末ですから週足や月足が決まります。明日は日銀の金融政策決定会合があり、その影響も気になるところです。
25日移動平均線や13週移動平均線で下値がサポートされるなら、相場は押し目買いに変化していくと思います。
気になるのは東証2部と新興市場です。これらも25日移動平均線をしっかり上抜けないと日経平均の上昇だけで個別株が着いて行けないことになりかねません。
11月については、安倍総理が国会を解散して総選挙をする可能性があるという話がまことしやかに言われています。もし選挙があるなら結果が大いに気になります。

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posted by 荒巻大輔 at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式相場

FOMCの次は日銀金融政策決定会合

FOMCを通過してNYダウは31.44ドル安の１６９７４.３１ドルでした。為替ドル円は円安に動き現在は108円79銭です。NYは9日間の反発をして調整しやすいタイミングです。
ドル円は明確に25日移動平均線を超えました。このまま25日移動平均線をサポートにして推移すると徐々に110円台を目指す可能性がありそうです。
シカゴ日経平均先物の終値は１５６７０円でした。今日の日経平均株価は続伸する期待がありますが、9月25日高値からの下げ幅の61.8%戻しを達成することになり、一旦は調整しておかしくありません。
今日と明日は日銀の金融政策決定会合があります。あまり期待はしにくいですが、追加緩和について言及があるか注目でしょう。
NYダウのチャートはWトップを気にされてもおかしくない形状です。目先は押しておかしくないので、どの程度の調整になるか来週にかけて確認するべきだと思います。
NYダウ、日経平均、ドル円いずれも25日移動平均線や13週移動平均線を下値サポートにできると押し目買いの見方になっていくでしょうから、そういう動きになるかが確認ポイントです。

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posted by 荒巻大輔 at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式相場

2014年10月29日

25日と75日移動平均線越え

昨日まで9月25日高値からの下げ幅の半値戻り水準や10月9-10日の窓上限の手前で上値が重かった日経平均株価ですが、今日は後場寄りにかけて上昇して15595円の高値がありました。終値で25日移動平均線や75日移動平均線を越えました。先物の買戻しで上がったような印象でしたが、思ったより確りでした。大引けではMSCIのリバランスの買いがあったようです。
今夜はFOMCがあり、日柄からも変化日にあたります。NYダウは9日間の反発をしたところですし、FOMCをきっかけに反落する懸念はあると思います。しかし、多くの人が同様の予想をしているとすれば、今日か明日から反落するという予想とは違った結果になることもありえます。NYダウはじめ米国株式は戻りが急なので一旦は調整するのではないかと思いますが、ファンドの期末売りが一巡しているとすれば思ったほど押さないことも考えられます。
結論としては、どうなるかわかりません。今夜からの実際の動きを見るしかありません。
日経平均は押した場合でも大きく押さないで10月のSQ値15296円を下値サポートにできると、徐々に押し目買いの相場に変わって来るのではないかと思います。

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posted by 荒巻大輔 at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経平均

米国株式は50日移動平均線越え

NYダウは4日続伸して17000ドルを回復、50日移動平均線を終値で越えました。米国株式は株価が50日移動平均線の上にあるかは1つの目安です。下げ幅の78.6%戻しには届いていませんが、61.8%戻しは超えています。更にNYダウの日足は一陰介在七陽連になったようです。
ただ、今日はFOMCがあり、日本時間の30日午前3時に終わります。変化日でもあるので、ここからの動きは注目されます。米国株式は思っていた以上に強いですが、上がって来たので押す可能性の方が高いと見ておきます。
9月高値に対してWトップになる場合は下げに注意することになるでしょう。
NYDOW
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$INDU

NYダウなどに比べて日経平均株価はまだ半値戻しにも届いていません。この上値の重さが何かを意味しているのは気になります。国内景気や政治の不安定さが問題なのかもしれません。

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posted by 荒巻大輔 at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式相場

2014年10月28日

FOMCと決算発表を前に動きにくい

今日の東京市場は東証一部が弱く、マザーズ指数や東証２部指数が値上がりしました。昨日と反対の動きとも言えるでしょう。日経平均株価は昼にかけて下げ幅を広げました。今日のところは５日移動平均線が下値になったものの上値が重い相場でした。
日経平均に寄与度の高い銘柄のチャートを見ると、ファーストリテイリング(9983)は団子天井に近い形です。ファナック(6954)はサポートラインの52週線水準にあり、ソフトバンク(9984)は日経平均と似た形で25日移動平均線に上値を抑えられています。いずれも弱い形と言えるでしょう。これらの銘柄が更に下げる場合は日経平均株価が5日移動平均線を割り込んでダメ押しの下げになることが考えられます。
大きな影響があるのはFOMC後の米国株式と為替です。ここまで米国株式は15日安値から反発して来たので、日経平均株価と同様に2番底を作る下げがあっておかしくありません。29日（日本時間30日早朝）のFOMC後からそうした下げになるのか今週の注目ポイントです。

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posted by 荒巻大輔 at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式相場

２９日のFOMC待ち

昨日の日経平均株価は９月２５日高値からの半値戻しの１５４５１円を目前にして上値が重い動きでした。１５５００円のあたりは節目が多いので当然なのでしょう。１５４６１円に窓も空いているので埋めてほしいところですが、今日も上値は重いと見た方が良いでしょう。
NYダウは続伸して１０月１５日安値の翌日から数えて今日で９日目です。９は基本数値です。目先的には戻りは今日くらいまでになる可能性があります。ということはFOMCのある明日２９日から下げることになります。何もない日から下げるならまだ良いのですが、FOMCの日から下げるのは嫌な感じです。私の考え過ぎなら良いですが。
多くの人はNYダウも日経平均株価も為替ドル円もダメ押しがあって先々週の安値で底打ちしたか確認する下げがあるはずだと思っています。だから株価指数の上値が重くなっているのでしょう。
９日間戻って反落するとしたら、９日間程度の下げになるのかもしれません。１１月７日は満月です。その後は１４日のSQがあります。先々週の安値を割り込む展開は避けてほしいですが、１１月はそれを確認する必要があります。

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posted by 荒巻大輔 at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式相場

2014年10月27日

１５４５０円の節

今日の日経平均株価は高値１５４２４円があったものの伸び悩んだ印象です。１５４５０円前後にはフィボナッチの半値戻り、日足基準線の１５４５１円や窓埋めの１５４６１円があります。もう少しで窓埋めできそうだったのですが、届きませんでした。
今週はFOMCや日銀の金融政策決定会合があり、重要な経済指標の発表もありますし、チャートでは１３週移動平均線が１５４９６円、下向きの２５日移動平均線や７５日移動平均線（横向き）が１５５００円台にあって上値を抑えているようです。２５日移動平均線や７５日移動平均線の下に株価があるうちは戻り売り相場になりやすいです。５月安値と８月安値を通るトレンドラインも１５５００円台のあたりを通っていて、これも上値を抑えそうです。
これだけ上値抵抗があって上抜けずに１０月１７日からの戻り相場が一巡すると、ダメ押しは覚悟しておかないといけないでしょう。ダメ押しの下げがある場合、今週の２９日あたりから次の下げが始まって１０月１７日安値を割り込むかどうかがポイントになります。
１１月は７日が満月で、１４日がSQです。SQに向けて下げる場合は日数があるので１７日安値で下げ止まるのか心配です。
米国株式は過去のQE1、2後の下げに比べて下げ方が小さいです。戻り高値をつけて次の下げでは大きく下げるのかどうか確認したいです。
日経平均株価も米国株式も先々週の安値で底打ちしてW底の形を作れるかどうかが１１月の注目ポイントです。

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posted by 荒巻大輔 at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経平均

今週のポイントは２９日からの動き

２４日のNYダウの終値は15805.41ドルでした。高値からの下げ幅に対する６１．８%戻しを達成しました。５０日移動平均線に接近しています。S&P500やナスダックは５０日移動平均線水準まで戻っています。為替ドル円も６１．８%戻しをして２５日移動平均線に届きました。２４日のシカゴ日経平均先物終値は１５４３５円でした。この水準は日経平均株価では高値からの半値戻し水準です。米国株式やドル円と比べると上値が重いようです。
株価が反発して半値戻しや６１．８%戻しをすることは良いことです。「半値戻りは全値戻り」とも言います。しかし、今回の反発で１つ気になる点は日柄の問題です。今週は２９日が変化日で２９日にはFMOCがあります。何か変調がない限りは、１０月１７日安値からの反発は２９日で転換して反落する可能性があります。２９日から下げるということはFOMCを嫌気して下げるということでしょう。金融政策が下げの要因となると再度大きな下げになるのではと心配になります。どのくらいの確率があるかわかりませんが、１０月１７日の安値を割り込む可能性も考えられるのではないかと思います。１７日の安値時点での騰落レシオなどの数値からは底打ちしておかしくありませんし、裁定買い残も減ったので心配し過ぎかもしれませんが、もしも日経平均株価が１７日安値を割って、為替ドル円が１０５円を切る場合は要注意だと思います。
今日か明日にかけて日経平均株価は半値戻しや６１．８%戻しをする可能性はあります。その後は反落してダメ押しを待つことになります。１１月前半は軟調な相場になりやすいのかもしれません。

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