朝8時過ぎのオーフス発の電車に乗るつもりだった私は、7時にはユースを出発しなければならず、早起きして昨日用意しておいた朝食をちゃちゃっと食べ、荷物をまとめた。
ただ、せっかく仲良くなったアルゼンチンからの大家族にまったく挨拶なしで行くのも気がひけたが、話をする時間はなかった。
こういう時に役に立つのが・・・前もって作っていったネームカード。
裏に、「Thank you . Please have a good journey !」(ありがとう!どうか良い旅を!)と書いて、あの家族の車らしき大きなワゴン車の運転席の窓のすきまに入れた。
気が付いてくれますように^^
あとは運を天にまかせるのみ!
いつものように、ザックを背中に、黒いスーツケースを手でゴロゴロと引きながら、森の中へ進みバス亭に向かった。
予定通り、8時少し前にオーフス駅に着いたが、人はほとんどいなかった。
Ryまでの切符を買い、電車に乗り込む、とてもクリーンで清潔な感じだった。バスと同じように、障害を持った人々への配慮がいたるところに見える。
やがて電車は動き出した。広々とした緑の草原、羊の群れ・・・
ああ、やっぱりデンマークは美しい国だった。
そして8時49分、電車はRyに到着し、駅には、はにかんだ笑顔のAkiさんが立っていた。
初めての対面だった^^
長い黒い髪に、いきいきとした瞳・・・初対面だったが、あまりそんな感じはしなかった^^
「お世話になります^^」と少しあらたまった私に、あまり堅苦しいあいさつはなしで・・・という感じで、Akiさんはすぐにすたすたと歩き出した。
Ryフォルケは、なんのことはない、本当に駅からすぐのところだった。(これは迷いようがない)
赤いレンガ造りの建物がいくつもあり、その中を歩いていく。
彼女は1時間目の授業があったのを、先生に事情を話して途中で抜けてきてくれたらしかった。
中を案内してくれながら、さっそく色々と説明してくれる。
「とりあえず荷物を置きに行きましょうか」
いくつかの建物を通り抜け、左側に緑の芝生を見ながら下ったところにある建物に案内され、広々とした大きな窓のついた一室に通された。
「ここが来客用の宿泊室です」と、トイレやシャワー、料金等の説明をしてくれた。
とても使いやすいいい部屋で、格安だった。久々に個室なのもありがたかった。
そして「ちょっとだけ待っててください。」と言って、授業に戻っていった。
その間私は、奥の方に行ってみた。
そこは、まさしく夢のような空間だった。緑の芝生、大きな木々、美しい水をたたえた河・・・小鳥のさえずり・・・カヤックや、桟橋、バレーコート(芝生)や、キャンプ用のテントなどもあった。
しばし私は、その空間に酔いしれた。
(つづく)
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タグ: デンマーク
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