アーセン・ヴェンゲル監督にとっては、ディナモ・ザグレブ戦は相性が悪い。
同大会でなんとか巻き返しを図りたいところだ。18シーズン連続で決勝トーナメントに進出しているアーセナルだが、5年連続でベスト16の敗退に陥っている。
準々決勝まで進出したのは2009年10シーズンまで遡ることになる。
昨シーズンんのベスト16では、“格下”と目されていたモナコ相手にホームでの1stで不覚を取り、まさかの敗退。
12日に行われたストーク戦ではイングランド代表FWセオ・ウォルコットに待望の今季初ゴールが生まれたものの、リーグ戦5試合で5得点(うち2つはオウンゴール)と自慢の攻撃力が表舞台に現れてこない。
新加入選手はチェルシーから獲得したGKペトル・チェフのみで、攻撃の中心でもあるチリ代表MFアレクシス・サンチェスとドイツ代表MFメスト・エジルが不調、さらにイングランド代表MFジャック・ウィルシャーも3ヶ月の負傷の不安材料も多い。
対するディナモ・ザグレブは今季のリーグ戦で9試合20得点4失点で首位を独走中。
さらに2014年11月以降、公式戦41試合無敗を継続中だ。特に、この夏にユナイテッドから加入したチリ代表FWアンヘロ・エンリケスが公式戦10試合で6得点4アシストと好調を維持している。
すでに前日に行われたCLの試合では、マンチェスター・ユナイテッドがアウェイでPSVに、マンチェスター・シティがホームでユベントスにそれぞれ逆転負けを喫するなど、プレミアリーグのチームが苦戦している。
ヨーロッパリーグ(EL)ではウェスト・ハムとサウサンプトンが敗退しているため、今季のUEFAの大会でプレミア勢が結果を残さなければ、UEFAカントリーランキングでイタリアに抜かれ、2018/19シーズンにはCLの出場枠が「3」に減る可能性もある。
ここ10シーズンでのプレミアリーグで3位と4位を行き来しているアーセナルにとっては、CL出場枠が減ることになれば“常連”だったCLへの出場がさらに厳しくなってしまう。
6シーズンぶりとなる“ベスト16の壁”突破へ。アーセナルの挑戦はクロアチアの首都ザグレブにあるスタディオン・マクシミールから始まる。
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