こどもといっしょに、1万冊、読みたいな。
2020年2月スタート。少しずつ、日々の絵本記録を更新します。
『いちごばたけのちいさなおばあさん』わたりむつこ さく、中谷 千代子 え
まず、惹かれるのはなんといってもタイトルではないでしょうか。
いちごばたけに、小さなおばあさん?…?!
なぜ、いちごばたけにおばあさんなのか?
どうして、ちいさいのか?
ちいさなおばあさんは何をしているのか?
なぜちいさいのかはわかりませんが、何をしているおばあさんなのかは読み始めるとすぐわかります。
おばあさんはいちごばたけの下の土の中に住んでいて、いちごを赤くするためにせっせとはたらいているのです。
赤いいちごのためにはたらくおばあさんに思いがけないできごとが起こります。
おばあさんは、いちごは大丈夫かな?
**
そんなに乗り気ではないようすで聞きはじめた4歳のむすこでしたが、いちごを赤くするおばあさんのお仕事や、おばあさんにとって起こる思いがけないできごとに、ぐっとひきこまれ、自分からページをめくりだしました。
いちごが好き、という子は多いように思います。
実はいちごばたけの下の土の中にちいさなおばあさんがすんでいて、おばあさんがいろいろなお仕事をして、いちごを赤く、あまくしているとしたら……。
次にいちごを食べるとき、ちょっと、ふふふと笑顔になってしまいそうです。
ちいさなおばあさんのいちごのための奮闘を、ここに書いてしまうのはもったいないので、ぜひ読んで確かめてください。
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かわいい実をつけたいちご。そのいちごばたけの土の下に、小さなおばあさんが住んでいます。おばあさんには大切な仕事があります。それは……。ファンタジー絵本の傑作です。(楽天ブックス 商品説明より)
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作者のわたりむつこさんのおばあさんは、とても働き者だったそうです。朝、暗いうちから起きて、冬は真っ先に火をおこすのが最初の仕事。一番最初に起きて一番最後に寝るようなおばあさんだったといいます。物語の舞台となったいちごばたけの土の下の小さなおうちは、わたりさんの幼少時代に感じた「小さなものへの憧れ」が源泉となって生み出されました。冬にぴったりのファンタジー絵本の傑作です。 読んであげるなら:4才から(Amazon 商品の説明 出版社からのコメントより)