最近は、 堪太さん のイラスト
ヨッキー君の方の話
こちらのガブリエルの冒険の話もようやく新作が出来ました
今回は、ボローニャが舞台です
本当は、GWにエミリアロマーニャ特集をしたので、
そこにあわせたかったんですが、
なかなか出来なくて、もう月末になってしまいました(笑)
ちょっと、今回の話は
これまでと少し違うので、あんまり街の写真とかが出せませんでした
それでも、少しは写真も載せているので
話に興味が無い人も、写真だけでも見てくださいね
それでは、ガブリエルの冒険・ボローニャ編です
「お嬢様!
何処に行かれたんですか?
まったく、お嬢様と言ったら
すぐにお屋敷を抜け出してしまうんだから」
ボローニャ (トリップアドバイザー提供)
ここは、イタリアはボローニャにある大きなお屋敷です
このお屋敷には、元気な女の子が住んでいました
しかし、ここのお屋敷は、マナーや作法に厳しく
女の子は、時々、屋敷を抜け出していました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ボローニャ (トリップアドバイザー提供)
「まったく、毎日、毎日、
食事はこんな風にしないといけないとか
歩く時は、おしとやかに歩きなさいとか
もう、嫌になっちゃう!」
そんな事を言いながら、町の中を歩いていたのは、
そのお屋敷を抜け出した、お嬢様でした
「さて、最近、全然抜け出せなかったから
久ぶりに一人で歩くなぁ〜
これから、何処に行ってみようかな?
遊園地とか行きたいけど、
この町にはそんな所なんて無いし、
どうしようかな?」
そんなお嬢様に忍び寄る、2人の男がいました
「ねぇ、お嬢ちゃん、
あの大きなお屋敷のお子さんだよね?」
「そうだけど、何なのあなた達?」
「ちょっと、教えて貰いたい事があるんだよね
この町の大聖堂にはどうやって行ったら良いのかな?」
「そんな事、知らないわ!
いつも、執事の運転する車でしか移動しないから、
この町だって、久ぶりに歩くのに!
その辺の他の人に聞いたら良いでしょう!」
「それじゃ、ダメなんだよ、
お嬢ちゃんしか意味が無いんだから」
「えっ、それってどういう事?」
「だから、お嬢ちゃんの家がお金持ちだから、
誘拐して、身代金を貰おうと思っているんだよ」
「バカやろう!
誘拐する相手に、そんな事を言うやつがあるか!」
「ハッ!
すいませんアニキ
つい口が滑って・・・」
「えっ、あなた達、私を誘拐するつもりだったのね」
と良いながら、その女の子は、その場を逃げ出しました
「おい、バカやろう!
早く、追いかけるんだ!
所詮、女の子供だ、大人の足に敵うわけが無いんだ」
ボローニャ (トリップアドバイザー提供)
「キャーーー!」
ボローニャの細く長い道を一生懸命走って逃げた女の子でしたが、
その男が言った通り、
女の子は、すぐに追いつかれてしまい
2人の男に連れ去られてしまいました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「夜になっても帰ってこないなんて、
あの子は何処で何をしているの?」
「私が、午後3時頃にお嬢様を呼びに行った時は、
すでにお部屋から居なくなられていました」
「まったく、お前がいつも甘やかすからこんな風になるんだ!」
「何を言っているの!
あなたが、きつく叱るから、家が嫌になって飛び出してしまうのよ!」
と、お屋敷の主である、夫婦2人が喧嘩を始めて時でした
ジリリリリ
と電話が鳴りました
メイドが電話に出ると、男の声が聞こえて来ました
「お前の所の娘は預かった、
返して欲しければ、現金で10万ユーロ(1000万円くらい)を準備しろ」
「奥様、旦那様大変です!
変な電話がかかってきました
ちょっと、待ってください、私はこの家のメイドなので、
旦那様に代わります」
「おい、君は誰なんだ!」
「俺の事なんてどうでも良いんだ
それより、まだ娘が家に帰って来てないと思うが、
その娘は今、俺の所に居るんだぜ
返して欲しければ、10万ユーロを用意しな」
「君は、本気なのか?
まずは、娘の声を聞かせてくれ!
そうじゃ無いと、信用も出来ない!」
「仕方が無いな、少しだけだぜ
おい、娘をここに連れてきな」
「パパ、あたし変な人たちに連れ去られてしまったの
早く、助けに来て!」
「変な人たちって酷い言い方だな!
しかし、これで分かっただろう
娘を返して欲しければ、金を用意するんだな
また、明日の同じ時間に電話する
その時までに用意しておけ
分かっていると思うが、
警察には連絡するんじゃないぞ
連絡したら、どうなるかはわかるだろう?
それじゃ、また連絡する」
ガチャンと電話は切れてしまいました
「あなた、アンナはどうしたの?
元気にしてるの?」
「明日までに10万ユーロを用意しないといけなくなった
お前も、銀行に行って金を下ろして来てくれ」
「それじゃ、警察に連絡しましょう
きっと、警察がアンナを探し出してくれるわよ」
「ダメだ!
警察に連絡したら、アンナが危険だ!」
「金で解決できるなら、そっちが安心だ
早く、銀行に行って来い
俺も、今から銀行に行ってくる」
と言い残して出かけてしまいました
「奥様、大丈夫ですか?」
「えっ?
ああ、大丈夫よ
それより、銀行に行かないといけないから
車の準備をしておいて」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
銀行でお金を下ろした
アンナのお母さんでしたが、
お屋敷に帰る途中で教会を見つけました
「ちょっと、教会に寄ってくるから、
あなたは、ここで待っていて」
と車の運転をしていたメイドに命令して、
教会の中に入って行きました
教会の中は、誰も居ませんでしたが、
祭壇の前に座って、神様に向かってお祈りをしました
「神様、どうか、アンナを助けてください
そういえば、一度、あの子が天使を見たと言ってました
その天使が本物ならば、どうか天使様もアンナを助けてください」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここは、神様と天使が暮らす天界です
「また、こんな願いだよ
’お金が沢山入りますように’
だって
こんな願いを神様がかなえるはずないのにね」
その天界の中には、郵便局みたいな施設があります
地上からの願いを選別して、神様に伝えるかどうかを決める場所です
「おい、こっちはこんな願いだよ
’イケメンと結婚出来ますように’
’世界一の美女と結婚出来ますように’
って、この願い事も多いよね」
「あれっ?
この願いは、神様にもだけど、天使にも来てるよ
天使に願い事をするなんて珍しいね
誰宛の願い事なのかな?」
「イタリアからの願い事だね
それじゃ、多分、ガブリエル宛じゃない
ガブリエルはイタリアに良く行っているからね
そういえば、さっきそこに、ガブリエルが居ただろう
ちょっと呼んでくるね」
「えっ、おいら宛の願い事だって?
どんな願いなのかな?」
その願い事は、アンナのお母さんが教会でお祈りした願い事でした
「大変だ、女の子が誘拐されたって
助けに行かなきゃ!」
「ダメだよ、ガブリエル、神様は人間の個人的な願い事は聞かないんだよ」
「でも、神様宛じゃなく、おいら宛だから大丈夫だろう?」
「そんな問題かな?
でも、どちらにしろ、神様の許可が下りないと
助けに行くことも出来ないよ
とにかく、一度、神様と話をして来た方が良いよ」
ガブリエルは、神様の所に
こんな願い事が届いた事を報告に行く事にしました
「神様、こんな願い事が届いたんですが、
捕まっている女の子を助けてくれませんか?」
「ガブリエルよ、助けてあげたいのは分かるが、
私は、人間の個人的な願い事は聞かない事にしているのだよ
一度、一人の願い事を聞いてしまうと
他の人間と差別した事になってしまうからね」
「でも、神様、
おいら、話を聞いてしまったからには、ほっとく事は出来ないよ」
「仕方が無いの
神である私が助ける事は出来ないが、
天使のお前が助ける事は大丈夫だろう
ガブリエル、お前が地上に降りて、女の子を助けてあげなさい
ただ、いつも手伝ってもらっている人間の男の子がいるだろう?」
「太郎の事ですね
太郎がどうかしたんですか?」
「今回は、人間に個人的な願い事を叶えないといけないので、
他の人間に頼ってはいけないよ
今回の事件は、全て、ガブリエルお前一人で解決するんだよ」
「太郎から手伝ってもらえないんですね
でも、分かりました
今回は、おいら一人で解決してみせます
それじゃ、早速助けに行って来ますね」
と言い、ガブリエルは、地上に降りて行きました
ボローニャ (トリップアドバイザー提供)
つづく
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ココからは返信です、皆さん訪問&コメントありがとうございました
ロッソビアンコ さん
結局、このブーイングが人種差別だったのかどうかは分からないんですが、
ただ、イタリアのサッカー好きには韓国ってあんまり良くは思われてないみたいですね
ゆうこん さん
イタリアでは、サッカーで賭けをするのが一般的なので、
勝ったり負けたりって、一般の人にも関係するんですよね
とにかく、八百長はやめて欲しいです
inali さん
何で、こんなのを呼ぶんでしょうね?
まぁ式典で歌を歌うのまでは否定しませんが、
イタリアの一番を決める大会なので、
イタリア人の歌手にして欲しいですよね
蓮見 さん
サッカーを見に来ているので、あんまりパフォーマンスは関係ないんですよね
ただ、同じ呼ぶなら、イタリアのアーティストを呼んで欲しいですよね
心姫 さん
確かに、日本でも少しは流行ったみたいですが、
何故?サッカーの試合の前に呼んだのかが分からないですよね
ランスロット さん
スポーツにお金の話題が入ると嫌ですよね
それが、八百長ならさらに見ている方も嫌ですもんね
ひさちゃん さん
動画は消されているみたいですね
スポーツを見ている方としては、正々堂々と戦って欲しいですよね
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image