本日はこちら「ヘイロー3:ODST」のレビューです。
以前言ったような気もしますが、私はヘイローシリーズというとマスターチーフの活躍する正式ナンバリングタイトルよりも、本作ODSTやリーチといった他の部隊が活躍する外伝の方が好きです。
その主な理由が、隊員同士の掛け合い、人間味ですかね。
本作とリーチは、複数の隊員からなる一つの部隊を主眼においた作品で、どちらも悲壮な戦況のさなかでユーモアを忘れない隊員同士の絆が、見ていて非常に気持ちいい作品です。
リーチでは悲劇的な結末を迎えますが、こちらは、特に半オープンワールドライクな市街地で寂寥感や孤独感をぷんぷん匂わせますが、「何があったか」を語る各隊員エピソードでは決してそんなことはなく、また市街地で見つけた隊員たちの置き土産を眺めて「どうしてこうなった?」を紐解いていく構成が効いてますよね。
賛否両論ありますが、ヴォイスドラマ仕立てのオーディオデータ集めも、この構成の一環であり、.hack//Liminarityのように最後に本編とリンクするのはとても面白いと思います。
話の作り方、という点でバンジーは一歩秀でていますよね。
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