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さびしかった

私は3人兄弟だ

私・妹・弟

幼少のとき、ある日の出かけている時、私の母が弟をおぶっていた。

私が妹とてをつないで歩いていた。


母:「危ないから手を」

私:「うん」

母・私・妹の順で手をつないだ

その時、母が

母:「あんたの手か」

そ、私に言いました。

母としては母・妹・私のほうが安心できたのでしょう。それは今になってわかること。
その時は
私が母と手をつないだら、いけないのか・・・・と思いました。


そして私も母になり

隆司のあとに生れた真実

私がさびしかった思いを隆司にはさせまいと思っていた。


真実が生まれて家に帰り2週間ぐらい経ったときでしょうか


真実がぐずり始める前兆!

隆司:「お母さん、だっこ」

私:「はいよ」

真実:「びぃびぃ〜」

私:「(今はお兄ちゃん・・・ごめんね真実)」

隆司:「・・・・・・・・・」

真実は泣き続ける

私:「(ここは我慢・・・・隆司には妹がいたことでさびしい思いをさせてはいけない)・・・・・」

隆司:「真実ちゃんが泣いている・・・・・」

私:「待ってててね〜真実ちゃん。今はお兄ちゃんを抱っこしてるから!」

真実:「びぃびぃ〜」

隆司:「泣いてるよ・・・・・・・」

母:「今は隆司を抱っこしているから!順番だよ真実ちゃん」

隆司:「泣いてる・・・・・・・」

母:「真実ちゃんはいい子だから待っていてくれるから、大丈夫!」

隆司:「僕がだっこしてあげる!」

母:「お兄ちゃんはやさしいねチュ~!」

そして

私・隆司・真実の順で抱っこ!

真実は泣きやまず・・・・

母:「お兄ちゃんが抱っこしてくれているのに、泣かないのよ〜」

真実:「びぃびぃ〜」

隆司:「泣かないよ〜真実ちゃん・・・・」


それからしばらく真実は泣き続けた。

でも私は真実を直接抱かなかった。隆司が「泣かないよ〜」と言っている限り


真実の泣きが沈下し始めたとき

母:「お兄ちゃんが抱っこしてくれてよかったね〜真実ちゃん」

隆司:「真実ちゃんお腹がすいているのかな〜?」

母:「じゃおっぱいあげるから、ガーゼ取ってきてくれる?」

隆司:「は〜い」


おっぱいをあげる時間には少々早かったが

母:「お兄ちゃんは真実ちゃんのことよくわかるんだね〜」

隆司:「真実ちゃんもう泣かないよ!」

母:「お兄ちゃん、やさしいね〜。ねぇ真実ちゃん」



これが良かったのか悪かったのかは分からない

でも、隆司の赤ちゃん返りはこの1日だけだった。


真実がぐずり始めると私より先に真実のところに行く。


今、隆司は高校生、真実は中学生。

いつもケンカらしきことはしている。私に告げ口することもある。


でも、よそ様からは仲がいいといわれる。私が不在がちなことを

二人は助けあっている。


お互いが認め合っている。


二人は世間的にはできそこないなところはある!

でもこの二人は私の宝物だ!

だから頑張れる!


こんな二人が自信もって生きていける世の中に私は少しでもできるのであろうか・・・

いや
しなくてはいけない!



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