02/27の前場市況です。
買い先行で続伸も、過熱感警戒、週末要因のポジション軽減で上げ幅縮小。
今日、午前の日経平均株価は、前営業日終値比で+13円47銭の1万8,799円
(+0.07%)と小幅に続伸しています。ただ上げ幅は利益確定売りやポジション
軽減売りに押されて縮小しています。
前日の欧州株は、英独が最高値を更新、仏は08年以来の高値更新と堅調でした。
英FTSE100は、新トップ人事を発表したスタンダード・チャータード銀行が+5.3%と
急伸したのが押し上げ要因で、反発でした。
独DAXは7日続伸、今年18回目の最高値更新を記録しました。仏CAC40は反発で、
08年6月4日以来の高値を更新でした。
米株はダウ平均が伸び悩んで、3日ぶりに小反落でした。年央とされる米利上げ開始
時期が意識されて利益確定売りがやや優勢でした。一方、ナスダック指数はアップル株
の堅調など、大型ハイテク株高で反発しました。
為替の円相場は寄り付き時点でドル/円119円40銭付近、ユーロ/円133円75銭付近、前日
の東京時間の水準から対ドルで円安方向に振れています。取引時間中は円安一服、株価
への影響は午前は限定的だったと見ています。
寄り付きは+59円(1万8,844円)、取引開始前に発表された1月の鉱工業生産指数が市場予想
を上回って、生産活動の強さが示されたことを好感して連日の高値更新と堅調スタートでした。
その後の売り買い一巡の過程で、いったん小幅にマイナス圏に沈む場面もありましたが、
午前11時前には一時+80円(1万8,865円)と上伸の場面がありました。公的年金や日銀、
海外投資家による日本株買い期待が相場の下支えになったと見られています。
ただ2月後半の株高でテクニカル指標は過熱感を示しているほか、週末要因、2月の最終取引日
となって持ち高調整の売りが出やすくなっています。
前引けにかけては上げ幅を縮小する動きになっています。
TOPIXも上げ幅縮小の動きで+2.93ポイントの1,524.61(+0.19%)です。
前場引けでの騰落銘柄数は値上がり817銘柄、値下がり882銘柄、変わらず161銘柄
。東証1部売買高は1兆3086億円。出来高は12億7000万株です。
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