なぜなら、株価はアメリカ経済に左右されるからです。
日経平均株価の最高値は1989年12月29日の38915円です。
日経平均株価の最安値は2008年10月28日の6994円です。
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日経平均株価の最高値をつけた1989年12月29日はバブルでした。
バブルがなぜ起こったのかですが、プラザ合意が始まりとされています。
プラザ合意とは、1985年にアメリカがドル高(当時1ドル240円)の影響で輸出が伸びず、
大きな赤字を出しました。
そこでアメリカはドル安にするために先進国(アメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリス)
の蔵相をニューヨークのプラザホテルに集め、ドルを売って安くしようと約束し合意した
のです。
アメリカは各国への借金を減らすこともできたんです。
結果的に3年後には1ドル120円まで円高となりました。
当然こうなると日本企業は大変です。240万で売っていた物が120万になるわけですから。
そこで、政府は金利を下げ、不動産などに過剰な流動性が発生したんです。
しかも、不況となりましたが、日本の製品の品質の良さから、売り行きは落ちる
こともなかったので、世界から注目され、日本人も自信をつけました。
東京が国際金融センターになると土地は値上がるから、安いうちに買っておけと
考えた人が都心部の土地を買い漁り、地価が高等し周辺にも波及しました。
企業も同じように低金利でお金を借りて、大量に土地を買いました。
金利が下がり、簡単に融資がうけれる状態だったのもあります。
土地や株への投機が盛んになり、実態経済からかけ離れた株価まで上がったわけです。
次は日経平均株価の最安値である2008年10月28日についてです。
大きな原因はサブプライムローンとリーマンブラザーズの破綻です。
NYダウの下落と連動し日経平均株価も大幅に下落しました。
結果的に最高値も最安値もアメリカ経済が関わっていて、例えば、アメリカの景気が悪く
なり、財布のひもが固くなり高い日本産の車ではなく、安い国の車を買うようになれば、
日本は大打撃を受けるわけです。
景気が悪くなると金利を下げるので低い金利の通貨を売ることで円高にもなります。
輸出企業はダブルパンチを受けるわけですね。
日本からの輸出はアメリカと中国がかなり大きいです。
2013年の調べでは1位がアメリカの12.9兆円、2位は中国の12.6兆円。
3位は韓国で5.5兆円。
数字だけで見てみると中国の経済もかなり重要なように感じますが、
中国に輸出しているのは、アメリカ製品向けの部品がすごく多いんです。
中国の景気が悪くてもアメリカの景気がよければ、中国への
輸出は変わらないわけですね。
以上がアメリカ経済を把握する必要があると思った理由です。
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