リスク回避姿勢の緩和、10-12月期GDPのプラス成長など好感して反発。+118円、1万8,031円で前引け。
今日、午前の日経平均株価は、前営業日終値比で+118円48銭の1万8,031円(+0.66%)と反発、取引時間中としては07年7月20日以来7年7ヵ月ぶりの高値圏に上昇しています。
先週末13日の欧州株は、続伸でした。ギリシャの金融支援問題が16日に決着することへの期待感で、銀行株などが買われ英FTSE100は続伸しました。独DAXは10-12月期GDPの伸びを好感して続伸、連日で最高値を更新しました。仏CAC40も続伸でした。
米株はギリシャ懸念のやや後退、原油先物価格の上昇などを支えにダウ平均が続伸でした。ナスダック指数は主要銘柄が概ね堅調で4日続伸でした。
為替の円相場は寄り付き時点でドル/円118円65銭付近、ユーロ/円135円25銭付近、先週末の東京時間の水準から僅かに円高方向に振れています。しかし、取引時間中は落ち着いた動きで、株価には中立と見られます。
寄り付きは+111円(1万8,024円)、反発して1万8,000円超の7年7ヵ月ぶりの高値水準で取引をスタートしました。欧州中央銀行(ECB)がギリシャの銀行向け緊急融資枠を650億ユーロに50億ユーロ拡充したことを好感したほか、10-12月期GDPのプラス転換が買い安心感になっています。
14年10-12月期の国内総生産(GDP)は、前期比+0.6%、年率換算+2.2%、3四半期ぶりのプラス成長に回復しました。ただ内容的には個人消費や設備投資がまだ弱いと見られています。
それでも銀行や証券、その他金融などが買い優勢になって、高値圏で堅調推移しています。
指数寄与度の高い値嵩株も買い戻されて、前場の東証指数は伸びています。
しかし、GDPが市場予想の前期比+0.9%、年率換算+3.7%に届かなかったことから、午後の取引でも堅調を持続して、終値で1万8,000円台を維持できるか、注目されています。
TOPIXも反発+11.57ポイントの1,460.95(+0.80%)です。
前場引けでの騰落銘柄数は値上がり1305銘柄、値下がり457銘柄、変わらず99銘柄。東証1部売買高は1兆1971億円。出来高は13億100万株です。
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タグ: 前場市況
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