2019年07月10日
『朝英語の会』神戸@120 WORKPLACE KOBE 〜The Japan Times 紙記事について議論する〜が始まります!
2017年3月より大阪梅田で運営している「朝英語の会」を2019年7月下旬から神戸でも開催することになりました。
7/17(水)18:30からは体験ワークショップと説明会を予定しています。
「朝英語の会神戸@120 WORKPLACE KOBE〜The Japan Times紙記事について議論する」は月3〜4回ペース、平日夕方、土曜日午前中のより参加しやすい時間帯に開催されます。直近の予定は以下のとおり:
【日時】
2019年7月20日(土)10:00〜12:00
2019年7月27日(土)10:00〜12:00
2019年7月30日(火)18:30〜20:30
2019年8月3日(土)10:00〜12:00
2019年8月10日(土)10:00〜12:00
2019年8月21日(水)18:30〜20:30
2019年8月31日(土)10:00〜12:00
【場所】 120 WORKPLACE KOBE
〒651-0086
兵庫県神戸市中央区磯上通4丁目1-14 三宮スカイビル6〜8F
TEL.078-806-8651 FAX.078-806-8652
(月〜金 10時〜21時 / 土 10時〜18時)
三宮(三ノ宮)駅より徒歩8 分
【参加費】 飲み物、The Japan Times/The NewYork Times紙つき
オンライン・サロン会員は1回1,500円、非会員は2,000円
【チケット】 Yahoo Pass Market チケット販売サイトから
【キャンセルポリシー】返金はありません。キャンセルされた場合、手数料などを除いた実費のバウチャーをお渡しします。
また★阪急・阪神ホールディングスの季刊誌「Well Tokk」2019年夏号(Summer, vol.13)で「朝英語の会梅田」が紹介されました!阪急・阪神沿線の主要駅構内もしくは外のラックで無料配布されています。ぜひ、ご覧になってください。7月下旬ごろよりWebでも記事が読めます。
【テーマ】グローバルな場で必要な英語力て何?コーヒーを片手に「世界の課題」「日本の今」を英語で理解し、議論するビジネス・パーソン、大学生のための刺激的な英語ワークショップ!
【朝英語の会とは】
約1時間のコミュニティ型の英語学習プログラムです。The Japan Times が毎週火曜日 朝英語の会のコラムに掲載している「日本の今」を代表するようなニュースを基に作成された記事を使い、最新ニュースに関する英語表現を「知る」「読む」「話す」そして「議論する」ものです。
【The Japan Timesの記事について議論する『朝英語の会神戸』とは】
2019年7月から始まる、関西で2番目の「朝英語の会」。神戸新聞が運営するコワーキングスペース120WORKPLACE KOBEで週末朝及び平日の夕刻に開催します。
2017年3月末から、関西大学と株式会社関西TSUTAYAが共同で運営する起業支援施設「スタートアップカフェ大阪」で平日早朝に運営している「朝英語の会梅田」の姉妹版です。より参加しやすい時間帯になりました。
【開催頻度】
月に3〜4回。平日午後6時30分〜8時30分、土曜日午前10時〜12時の二つのタイプがあります。
【構成】
2つに分かれています。?@だけという方もどうぞ。
- ワークショップ(60分)
飲み物を片手に様々な仲間と集い、The Japan Timesの記事を読みながら、タイムリーなトピックの英語表現と欧米式の議論の方法を学んでいく、新しいタイプの英語学習プログラム。
?A 学習の後(60分)
交流会です。リラックスした雰囲気の中で、参加者同士の異業種交流と情報交換を予定。
【内容】
ファシリテーターと呼ばれる英語上級者の朝活メンバーが中心となり進行します。
紙面を活用して「ウォームアップ」「語彙を知る」「記事を読む」「記事の内容について会話する」の4つのアクションを行います。
【なぜ私たちはグローバルで存在感を発揮できないの?】
英語でコミュニケーションが弾まないと感じるのは、実は英語で話せる共通の関心事項が無いことが大半です。特に現代のイノベーションでは、世界共通の社会課題の解決を様々な企業・団体・大学・政府関係者が国境の壁を越えて協力して行うオープン・イノベーションによる手法が主流となっています。
日本の政府関係者・企業人・研究者が、このグローバル・コミュニティで存在感を発揮できないのは、世界の社会課題に関する知識が欠けている、または知っていても英語でどう表現するか分からないのが原因であると我々は考えています。
『朝英語の会』@京阪神(京都・大阪・神戸)では、そのような多くの日本人が持つ弱点を補強し、日本の技術・知恵を世界に発信、ともに成長できるようなコミュニティ作りを目標としています。運営・進行役は海外でのビジネス展開を支援するGlobal AgendaのDr. Kuniko Shibata が担当します。
【参加対象者】 社会人、大学生・大学院生、留学予定者など
【英語レベル】 最低限英語で日常会話ができる方。目安としてはTOEIC400点以上の英語力を持っている方。但し、予習は必須です。
【教材】 当日議論で利用するThe Japan Times紙はこちらで用意します。申し込みが遅い場合はワークショップに使う記事が掲載されていない別の日付の新聞をお渡しすることになります。なお、事前に電子版の「朝英語の会」コラム記事を読んで準備を始めてください。The Japan Times紙のHPからHome→Menu→Life→Language→Morning Englishの順で進み、利用する日の記事を選択してください。
【HP】 https://www.japantimes.co.jp/life/column/morning-english/
【当日の内容をもっと知りたい方】
The Japan Times「朝英語の会」に関する説明ページを参照ください。
http://club.japantimes.co.jp/study/asaeigo/
【注意事項】
参加者への強引なセールス、宗教・連鎖販売取引への勧誘は禁じます。
キャンセル・欠席された場合、次回参加分のバウチャー(1,200〜1,700円)をお渡しします。。
【連絡先】
代表:Kuniko Shibata, PhD(柴田邦子)
Global Agenda (グローバル・アジェンダ)
Kobe Research Centre for Global Society
〒650-0011 神戸市中央区下山手通2-13-3 建創ビル9F
Tel: (050) 5899-5753 Fax: (050) 3730-1233
Mobile Phone: (080) 4563-2007
e-mail: its.globaleducation@gmail.com
【HP】 http://www.global-agenda-21c.com/
【ワークショップの詳細】
朝英語の会@京阪神のブログページ。
【Blog】 https://globalagenda.hatenablog.com/
次回の「朝英語の会」のテーマに関連する日本語及び英語記事を紹介しています。これまでに行ったワークショップの詳細や参加者の様子もアップしています。過去の記事は閲覧できますが、2019年6月より、朝英語の会@京阪神ブログ記事は 朝英語の会@京阪神オンラインサロン会員のみ全文が閲覧できます。非会員は一部のみ閲覧できます。解説記事の全文はオンラインサロン限定の会員サイトで公開します。このブログ記事を参加前に読んでおくと、テーマの背景や関連の英語の語彙を知り、知識を深めることができます。積極的に議論に参加するためには、オンラインサロン会員登録をお薦めします。
【オンラインサロン朝英語の会@京阪神】
「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する」を始めました。京都・大阪・神戸で開催される「朝英語の会@京阪神」共通のサロンです。詳細に関しては以下のリンクを参照してください。
【HP】 https://globalagenda.wixsite.com/morningenglish
【オンラインサロン@Global Agenda】
現在、3つのオンラインサロンを開講する予定をしています。詳細に関してはリンクを参照してください。
- 朝英語の会@京阪神 The Japan Times紙記事について議論する
- デザインと倫理
- ジェンダー研究
https://www.global-agenda-21c.com/onlinesalon
【申込ページへのリンク】
2019年7月20日(土)10:00〜12:00
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01eu3d10d3g2p.html
2019年7月27日(土)10:00〜12:00
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/011c8y10d8ibv.html
2019年7月30日(火)18:30〜20:30
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/015mnn10d8iyn.html
2019年8月3日(土)10:00〜12:00
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/017nbe10d8jg0.html
2019年8月10日(土)10:00〜12:00
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01725710d8jqa.html
2019年8月21日(水)18:30〜20:30
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01pzy310d8k6w.html
2019年8月31日(土)10:00〜12:00
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01atp910d8m68.html
2017年10月08日
「何処で働くか」Workplaceについての考察
日本は先進国の中では著しく通勤時間の長い国として有名です。そのため、以前から大手企業が郊外でサテライトオフィスを開設したり、自宅勤務を許可する流れがありました。しかし、近年、以前にも増して、Workplace ー「どこで働くか」の選択肢と重要性が議論されるようになっています。その理由としては ?@共働きが増えたためのワークライフバランスの課題、?AIT技術の進化によりリモートワークが容易になった、?Bグローバル化により違う時間帯や地理的に離れた顧客や取引先とコンタクトする必要性が増えた、?C自然環境の良い場所や自宅等で働くことにより生産性が高まることが認知されてきた、?Dオフィスコストの削減、?Eフリーランサーや小規模起業家の増加、?Fコワーキングオフィス等で異業種の人々と接触する機会を増やすことによるオープンイノベーションの促進、などが挙げられると思います。
【ジャパンタイムズ デジタル版】Never miss what’s happening in Japan
ワークスタイルの変化を主導する米国では労働人口の25%が何らかの形でリモートワークを経験したことがあるという調査があります。また20代から30代の2人に1人がフリーランサーという状況にもなっており、日本とは大きく異なる労働革命が進展しつつあると言えるでしょう。近年日本進出を果たしたNY発の「WeWork」は明らかに上記の?Eと?Fを目指していると言えます。
成人であれば、恐らく起きている時間の3分の1(勤務時間の長い人なら2分の1)以上を費やすであろうWorkplaceの環境(ロケーション・デザイン・一緒に仕事をする人々)は非常に重要です。またIT時代とはいえ、Face to Faceのコミュニュケーションの重要性を強調する「WeWork」のようなベンチャーが米国発なのも示唆に富んでいると言えるでしょう。近代における「都市」の役割の中で人と人が自由に出会う「公共性」Public Space(広場やカフェ)は様々なイノベーションや政治的改革を生み出してきました。コワーキングスペースの隆盛は新たな準公共空間の出現と言えると思います。
一方、ホームオフィスで働く人々も増加の一途です。様々な調査でリモートワークは生産性を増すことが指摘されながらも、負の側面を指摘する調査結果もあります。代表的なものが以下の「The Times」の記事で「仕事とプライベートの区分けが難しくなった」「勤務時間が逆に長くなった」といったものです。
Remote working works ... but the 'off' button can be hard to find
https://www.timeslive.co.za/news/sci-tech/2017-10-04-remote-working-works--but-the-off-button-can-be-hard-to-find/
また、長年リモートワークを推進してきた大手のIBMやYahooが自宅勤務の方針を変更したというニュースもありました。その理由は上記の?Fに近く、社員同士が顔を合わせることで生まれるイノベーションやチーム力の強化を狙ったもののようです。
IBM, remote-work pioneer, is calling thousands of employees back to the office
https://qz.com/924167/ibm-remote-work-pioneer-is-calling-thousands-of-employees-back-to-the-office/
社会心理学者のRon Friedman 博士は著書"The Best Place to Work: The Art and Science of Creating an Extraordinary Workplace"(2015)の中で工業化社会においてWorkplaceを以下のように定義しています。
"a central concept for several entities: the worker and his/her family, the employing organization, the customers of the organization, and the society as a whole".
欧米の都市計画の起源は「環境が人間の行動を変える」Environment Determinism に基づいています。19世紀の欧米の大都市では工業化による人口密集による公衆衛生の問題に加えて、資本家に搾取されていた労働者が接触し、情報を共有することにより労働争議や暴動が頻発することになります。このような社会不安(民主主義への移行期)を受けて、政府や資本家から諮問された都市計画の専門家達は「都市スラム等の劣悪な住環境に住んでいるから、労働者が暴動などの『モラルに反した行動』をするのだ」と結論づけ、スラム地区の住環境の改良、低所得者の為の社会的住宅の建設や公園の整備などに取り組む事になります。
また、人間の行動の97%は無意識のものだという調査結果もあり、仕事場や住居の環境が私たちに与える影響は見過ごせません。このような事情も意識しながら、ぜひ次回の朝英語の会を楽しんで頂きたいと思います。
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