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2014年10月23日

「窓vs.林檎」の論争に終止符?





10月19日、あるブロガーが「20年間Windows一筋の私がMacBook Airとかいうものを入手したのでノートパソコンの在りかたについて物申すわ」というブログ記事を公開した。このユーザーは、Windows 95が発売された中学生の頃から一貫してWindowsを愛用し、6年半にわたってシステムエンジニアの職に就いていたときもWindowsを使い続けた人物。しかし「先日ひょんなことからMacBook Airとかいうものを手に入れた」のだという。

このブロガーは「言いたいことは山ほどある」と、8つの理由を挙げ、MacBook Airのダメさを指摘している。しかし、「MacBook Airとかいうものは重量が軽すぎる」という項目では、Macについて、

「本体があまりにも軽すぎるということです。どのくらい軽いかというと、充電ケーブルを持っているのか、本体を持っているのか、分からない軽さです」

と評しているのに対し、Windowsについては、

「Windowsのその重さ、その存在感が癖になるのです。バッグの中に入れていても『ああ、自分は今Windowsと一緒に居るんだ』と実感できます」

と長所(?)を評価している。このほか「スクロール」については、

(上がMac、下がWindowsへの評価)
「スクロールが気持ちよすぎる」
「画面をもっとスクロールしたいなどという一時的な快楽に欲情せず、目の前の仕事に没頭できます」

「起動」については、

「起動が速すぎます。心の準備をする余裕すらありません」
「どのくらい時間がかかるのか、うまく起動するのか、起動するまで何をやっていればいいのか、焦る心と不安との葛藤が味わい深いのです」

といった具合に、字面としてはMacに厳しく、Windowsを褒め称えてはいるものの、内容は完全にMacの優位性を認めている。

このブログ記事が、ツイッターユーザーの間で話題となり、

「こういう逆説的表現大好き」
「面白すぎるってwww」
「何というツンデレ記事」

と、すでに2500人以上に引用されている。このブロガーは現在、「検証の意味もかねて、外出時はMac Book Airとかいうものを中心に使っています」とのこと。巧みな褒め殺し戦術は、どちらのユーザーからも高く評価されたようだ。
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