本の作者であり、「コーネル大学フード&ブランド・ラボ」のディレクターを務めるブライアン・ワンシンク氏は3ヵ月間に渡り、27のレストランからすべてのレシートを毎日集めて分析。太りやすい席と痩せやすい席を見つけ出した。
窓際や照明の明るい席では、ヘルシーな食事を頼む傾向が見られたという。そして、暗い席や個室では、重たい食事を多く頼む傾向があったという。さらに、入口から離れれば離れるほど、サラダを頼む人が減り、デザートを頼む人は73%増加。バーカウンターから2テーブル(4人席)以内の席では、他の席と比べて1テーブルあたり3杯以上の飲物を頼む傾向があったという。テレビに近い席ではフライを頼む人が多く、ハイトップ・テーブルに座る人は、サラダを多く頼みデザートをあまり頼まない傾向があった。
この結果はレストランだけではなく、家で食事をする際にも応用できそうだ。ダイニングテーブルをハイトップ・テーブルに変え、周辺を明るく保ち、テレビを避けるといいのかもしれない。また、同書には「手の届くところに食べ物を置かない」「自分のお皿に取り分けるときは少量ずつ」「赤いお皿を使う」を実践することで、カロリーを抑えた食事ができるだろうと書かれている。
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