農林水産省が発表したことしのコメの作柄によりますと、平年を100とした今月15日現在の作況指数は、全国平均で101の「平年並み」となりました。
地域別では、▽北海道が108の「良」、▽東北が104、▽関東に長野県と山梨県を加えた地域が102の、いずれも「やや良」となっていて、主なコメの産地の作況指数はおおむね天候に恵まれたことなどから、100を上回りました。
これに対し、記録的な日照不足となった西日本では、▽九州が97、▽中国と四国が96の「やや不良」となっています。
また、今回の作況指数を基にした全国のコメの予想収穫量は789万9000トンと、ことし7月に公表した需要の見通しより12万トン多くなっています。
農林水産省は「今回作柄のよかった東北も今後、気温が低い見通しで、十分に収穫できるかどうか懸念が残る」としていて、コメの値下がりにつながる「コメ余り」となるかどうかはまだ判断できないとしています。
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