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2014年09月28日

御嶽山噴火 山頂付近で31人が心肺停止


警察や自衛隊は、硫黄の臭いが強いことなどから山頂付近での救助活動を中断し、下山を始めました。

御嶽山の噴火で、警察や消防それに自衛隊は、28日朝から合わせて550人の態勢で救助活動を再開し、午前11時半ごろ山頂付近に到着しました。
警察によりますと、救助に入った警察官などが山頂付近で心肺停止になっている31人の登山者らを確認したということです。
このうち、4人について山のふもとに向けて搬送していて、ほかの人たちについてはどのように搬送するか検討するとしています。
警察や自衛隊は、硫黄の臭いが強いことなどから山頂付近での救助活動を中断し、下山を始めました。
警察などは、ほかにも安否の確認ができない人がいないか情報収集を進めています。
また、警察によりますと、長野県側で30人、岐阜県側で7人の合わせて37人が重軽傷を負っているということです。
一方、自衛隊によりますと、御嶽山の長野県側と岐阜県側の山頂付近で、救助を求めていた男性と女性合わせて7人を自衛隊などのヘリコプターで救助しました。
また、岐阜県側の山小屋で一晩を過ごした登山者などは、28日朝から歩いて下山を始め、救助に向かった警察官などと登山道の途中で合流し、登山者など25人が下呂市小坂町の登山口に到着しました。
到着した人たちは口をタオルやマスクで覆い、着ていた服は灰をかぶっていて、中には子どももいましたが、自力で歩いてたどり着き、健康状態のチェックなどを受けていました。
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