日本マクドナルドホールディングスが発表した、ことし1年間の業績見通しによりますと、売り上げは当初の予想より290億円少ない2210億円、最終的な損益は60億円の黒字から170億円の赤字にそれぞれ下方修正しました。
最終損益が赤字になれば、価格の変更が相次いだことで客離れが進んだとされる平成15年の決算以来、11年ぶりとなります。
会社側は中国・上海の食品加工会社が使用期限切れの鶏肉などの食材を加工していたとされる問題が7月に明らかになって以降、売り上げが大きく低迷し、信頼回復のための投資や上海の会社から仕入れた原材料を廃棄する費用などがかさんだためだとしています。
記者会見したサラ・カサノバ社長は「大切なお客様にご心配をかけ、心よりおわびします。二度とこのようなことを起こさないようにします」と改めて陳謝しました。
一方、先月の販売実績の速報も発表し、売り上げは既存店どうしの比較で去年の同じ月を16.6%下回り、7月以降、3か月連続で二桁の減少となりました。
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