青森県産の生鮮食品の販路拡大に向けた取り組みが始まる。
青森県とヤマト運輸は24日、新たな物流体制を確立するための連携協定を結んだ。翌日午前中に配送可能なエリアは東北地方に限られていたが、協定によって本州全域に拡大。
輸送時間の大幅短縮で、高品質な県産品の市場拡大が期待される。
同社が物流の仕組みづくりで自治体と協定を結ぶのは全国初
新たな輸送体制では、青森−仙台間にトラックによる昼間の陸送便を新設。仙台から首都圏には陸送、中部以西の本州・四国・九州には大阪(伊丹)への空輸など、既存の輸送体制と組み合わせる。また、全日空の沖縄国際物流拠点を活用し、翌日配送可能なエリアをシンガポールやマレーシアなど東南アジアにも広げる。
これにより、県内で午前中に集められた生鮮品などは、従来は「翌日午後」だった首都圏だけでなく、早くても「翌々日」だった中部・関西・四国・中国まで、翌日午前中の配送が可能になる。九州も翌日午後には配送できる。
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