阿久さんは1979〜2006年、毎夏の甲子園大会を観戦。その日の試合から印象に残った選手やチームを題材にした「甲子園の詩」をスポーツニッポン紙上で連載した。敗者を温かいまなざしで見つめた詩が多い。
特別展では全363編の詩から、79年の星稜(石川)−箕島(和歌山)戦の延長十八回の激闘を題材にした「最高試合」や、88年に降雨コールドゲームで滝川第二(兵庫)に敗れた高田(岩手)について「きみたちは甲子園に一イニングの貸しがある」と詠んだ「コールドゲーム」など4編を選んだ。詩の原稿コピーや阿久さんの使ったスコアブック、題材となった出場選手のグラブなどを展示する。
午前10時〜午後6時。入館料は一般600円、4歳〜中学生300円(夏の大会中は料金、時間に変更あり
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