補助犬専用のトイレは羽田空港など公共施設で設置が進んでいますが、成田空港にはこれまでなく、障害のある人たちから「犬が長時間のフライトに耐えられない」などと、専用のトイレの設置を求める声が寄せられていました。
このため成田空港会社は日本補助犬協会の協力を得て、第1・第2それぞれのターミナルの国際線搭乗エリアに、補助犬専用のトイレを新たに設けました。
3頭の補助犬と利用者がデモンストレーションを行って、犬の排せつ物を処理する流し台の使い勝手を確かめたり、トイレ内の配置が記された点字の案内版を確認したりしていました。
視覚障害のため盲導犬を利用している青木保潔さんは「トイレのことが心配で海外旅行に犬を連れて行けず、心底、旅行を楽しめなかった。今後は一緒に楽しみたい」と話していました。
成田空港会社旅客ターミナル部の徳元義博マネージャーは「障害のある方々の利便性をより高めて、海外旅行しやすい環境を整備したい」と話していました。
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