HPとはHire Purchase の略であり分割払いでの購入を意味する。あえて日本語にすれば差し詰め割賦債務というところであろう。
Installment Planは聞いたことがある人が多いかもしれない。これもHPと同義であり割賦購入のことである。割賦債務であれば、Installment payable といったところか。
要は一緒の意味であるが、どうもHire purchaseは英国圏で用いられるようであり、Installment Planは米国やカナダを中心に用いられる言葉のようである。
USCPAの勉強をしていてもHire Purchaseというワードを目にした記憶はない。Leaseの問題などではInstallmentというワードが用いられる。
これらについては、いずれも基本的には支払い期間中は所有権はLessor(貸手)にあるが、債務支払い後は所有権がLessee(借手)に移転するものという考え方を前提としているようである。
日本ではざっくりいうとリース契約は所有権移転外が多く、割賦取引は所有権移転を前提としている。
米国においては、所有権移転の契約をRent-to-own arrangementなどとも言い、これはHire Purchaseと同義であるそうだ。
以上からするとHire Purchaseは所有権移転の割賦債務であり、長期未払金などを用いて所有権移転外のリース債務と区分すべきか悩むところであるが、私が見たことがある財務情報などによると、Hire purchase liabilityも広義には、割賦債務もリース債務も含んでいると思われる。まあ表示方法は細かくは間違っているのかもしれないが。。
Anyway
結論:Hire purchase(英国式)は割賦購入のことであり概ねInstallment plan(米国式)と同義であることだけ今は覚えておくこととする。
会計英単語について:下記の本は私が持っている本です。面白いのでそのうちレビュー記事書く予定です。
会計プロフェッショナルの英単語100——世界の一流企業はこう語る
posted with ヨメレバ
大津 広一,我妻 ゆみ ダイヤモンド社 2013-09-28
ALEX
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image